Dell OpenManage Client Instrumentation バージョン 8.
メモおよび注意 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意:手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があ ることを示しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2012 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標:Dell™、DELL ロゴ、Dell Precision™、OptiPlex™、および Latitude™ は Dell Inc. の商標です。Microsoft®、Windows®、Windows Server® および Windows Vista® は米国 およびその他の国々における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。 商標または製品の権利を主張する事業体を表すために、その他の商標および社名が使用されているこ とがあります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc.
目次 1 はじめに 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . OMCI の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . OMCI アーキテクチャ 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 9 9 10 10 10 CIM 2.17 スキーマのサポート . BIOS の設定 . . . . . . . . . . . WMI のセキュリティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . イベントの報告 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . リモートシャットダウン . . . . . . . . . . . . . .
3 システム要件 17 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ハードウェア要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 ソフトウェア要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 4 ユーザーシナリオ . 19 . . . . . . . . . . . . . . . . . シナリオ 1:設備資産管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19 19 シナリオ 2:設定管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 シナリオ 3:正常性監視 . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 SCCM 統合 Windows イベントビューアまたは CIM インディケーションによるシステム イベントの監視 . . . . . . . . . . . . . . . . .
6 トラブルシューティング WMI にリモート接続できない . . . . . . . . . . . . . 27 . . . . . . . . . . . . . 27 インストールの失敗 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
はじめに Client Instrumentation は、クライアントシステムのリモート管理を可能にす るソフトウェアアプリケーションを指します。Dell OpenManage Client Instrumentation(OMCI)ソフトウェアは、リモート管理アプリケーションプ ログラムがクライアントのシステム情報にアクセスして、ステータスの監視、あ るいはシステム状態の変更(リモートシャットダウンなど)を行うことを可能に します。OMCI では、標準的なインタフェースを介して主要なシステムパラメー タを使用するため、システム管理者はインベントリの管理、システム正常性の監 視、導入した Dell クライアントシステムに関する情報の収集を行えます。 本書では、OMCI とその各種機能の概要について説明します。 OMCI の概要 OMCI は、システム管理プロトコルである共通情報モデル(CIM)標準を使用 した Dell クライアントシステムの管理を可能にします。CIM は、総所有コスト を削減し、セキュリティを強化して、クライアント、サーバー、ストレージ、 ネットワーク、ソフトウェアデバイスなど、すべての
OMCI は、CIM の実装を介して、BIOS 設定を含む設備資産のインベントリ情 報をシステムから収集するために使用されます。また、CIM 情報に直接にアク セスすることにより、Microsoft System Center Configuration Manager の ようなコンソールに統合できます。これは DCM との統合、または Client Instrumentation との統合を実装している他のコンソールベンダーを介して可 能になります。さらに、特に関心のある領域については、管理者の判断により カスタムスクリプトを作成して、監視対象とすることができます。このような スクリプトは、インベントリ、BIOS 設定、その他のシステムの状態の監視用に 使用できます。 OMCI アーキテクチャ OMCI データプロバイダは、システム情報に関するデータを収集して、それを 独自の XML フォーマットで保存します。データマネージャは、これらのプロバ イダを要求に応じてロードするサービスです。OMCI の CIM プロバイダ層は、 異なった CIMOM の実装に対してインタフェースを抽象化します。入力は、独
• OMCI データマネージャ — 上の層からの要求に基づき、データプロバイダ • データプロバイダ — ハードウェア、ドライバ、オペレーティングシステム データなどのシステム情報を収集して、それらを独自の XML フォーマット で保存します。 をロードするサービスです。 たとえば、WMI アプリケーション層のある管理コンソールが、クライアントシ ステム上の利用可能なプロセッサに関する情報を要求したとします。WMI アプ リケーション層は、ネットワークを介してその要求をクライアントシステム上 の CIMOM に送ります。CIMOM はその要求を OMCI CIM プロバイダとデー タマネージャに渡します。データマネージャは対応するデータプロバイダを ロードし、データプロバイダは目的の情報を取得してそれを独自のフォーマッ トで保存します。その後、情報は同じパスを逆にさかのぼって管理コンソール に返されます。 機能 OMCI の主な 機能は次のとおりです。 • CIM 2.
WMI のセキュリティ WMI は、CIM データとメソッドへのアクセスを許可する前に、ユーザー認証を提 供します。アクセス権は、DCOM(分散型コンポーネントオブジェクトモデル) セキュリティと CIMOM によって施行されます。完全または制限付きにかかわら ず、ユーザーに対して、名前空間ごとにアクセス権を与えることができます。クラ スの実装やプロパテレベルでのセキュリティはありません。システム管理者グルー プに属するユーザーはデフォルトで、WMI への完全なローカルアクセス権とリ モートアクセス権を所有しています。 WMI セキュリティは、サービスとアプリケーションのセクションにある コン ピュータ管理 コンソールの WMI コントロールを使用して設定できます。 WMI コントロール を右クリックし、プロパティ をクリックします。セキュリティ タブで名前空間固有のセキュリティを設定できます。WMI コントロールは スタート メニューから実行するか、コマンドプロンプトで wmimgmt.
システム設定のリモート変更 OMCI を使うことにより、IT 管理者は、USB ポートの構成や起動順序、NIC の 設定など、Dell ビジネスクライアント BIOS の設定を取得し、設定することが できます。 システム状態の監視とステータスの報告 OMCI は、ファンのステータスなどのシステム状態を監視し、それらのステー タスを NT イベントログエントリ および CIM イベントにより報告します。 本リリースの新機能 • 新しい Dell Latitude、Precision Workstation、および Optiplex システ ムのサポート。 • • Dell クライアントシステムに対する Simple Network Management Protocol(SNMP)のサポート。 RAID ステータスレポートのサポート。 • 新形式ドライブ検出のサポート。 • 次の新しいトークンのサポート。 – – ステルスモード – – マルチディスプレイ – 署名付きファームウェアアップデート – バッテリ管理トークン Fan Control Override Auto on
• 『Dell OpenManage Client Instrumentation Quick Installation Guide』(Dell OpenManage Client Instrumentation クイックインス トールガイド)では、Client Instrumentation のインストールについて説 明しています。 • 『Dell OpenManage Client Instrumentation SNMP Reference Guide』 (Dell OpenManage Client Instrumentation SNMP リファレンスガイ ド)では、OMCI に適用可能な Simple Network Management Protocol(SNMP)Management Information Base(MIB)について説 明しています。 • デル固有のハードウェアおよび BIOS インベントリ情報を含む Dell Client Solution(DCS)は、BIOS の設定やアップデートを援助、リモートシャッ トダウンやリモートウェイクアップをサポート、およびハードウェアの
OMCI で使用されている規格およ びプロトコル OMCI では Microsoft Windows Management Instrumentation(WMI)を 使用し、WSMAN プロトコルを有効にします。 CIM および WMI テクノロジの概要 Desktop Management Task Force(DMTF)は、業界で認知されている標準 化団体であり、管理標準(CIM および ASF を含む)の開発、採用、統一、なら びにデスクトップ、エンタープライズ、インターネット諸環境に関するイニシ アチブを先導する団体です。 CIM CIM は Web-based Enterprise Management(WBEM)イニシアチブの一 環として DMTF によって作成され、管理環境の物理オブジェクトと論理オブ ジェクトを 1 つにまとめたビューを提供します。 以下は CIM に関する重要な情報です。 • CIM は、管理情報を説明するためのオブジェクト指向データモデルです。 CIM はデータの構成を記述するもので、必ずしもデータ伝送に使用される トランスポートモデルを説明するとは限りません。
WMI WMI は Microsoft による Web-based Enterprise Management(WBEM) の取り組みを実装したものです。Microsoft Windows プラットフォームに組 み込まれています。WMI は、CIM および Microsoft 固有の CIM 拡張をサポー トしています。 WMI には次が含まれます。 • クエリベースの情報検索やイベント通知などの、強力なネイティブサービス のセット。 • Windows スクリプティングホスト(WSH)による広範囲におよぶスクリ プティング機能。 • CIM オブジェクトと情報のためのインタフェースおよび操作ポイントであ る CIMOM。 • CIMOM が管理データを保存するレポジトリ。 OMCI アーキテクチャでは、CIMOM とそのレポジトリは Microsoft WMI Object Manager によって表示されます。CIMOM は、CIM のオブジェクトと 情報へのインタフェースであり、操作ポイントです。情報の収集と、オブジェ クトプロパティの操作を円滑にする役目を果たします。Microsoft は
メモ:WMI サービスにリモートで接続するには、ローカルシステムとリモートシ ステム両方の管理者権限が必要です。 WMI の詳細に関しては、microsoft.
OMCI で使用されている規格およびプロトコル
システム要件 ハードウェア要件 表 3-1. ハードウェア要件 要件 詳細 システム SMBIOS 2.3 以降の Dell Optiplex、Precision Workstation または Latitude システム ソフトウェア要件 表 3-2. ソフトウェア要件 要件 詳細 対応オペレーティングシス テム Microsoft Windows 7 Microsoft Windows Vista Microsoft Windows XP メモ:Microsoft Windows XP の場合は .NET Framework 3.
システム要件
ユーザーシナリオ 本章では Dell OpenManage Client Instrumentation(OMCI)のさまざま なユーザーシナリオについて説明します。 OMCI は次の目的に使用されます。 • 設備資産管理 • 設定管理 • 正常性の監視 シナリオ 1:設備資産管理 多数の Dell システムを利用する会社で、ビジネスおよび情報技術(IT)スタッフ が交代したため正確なインベントリ情報を維持できなくなりました。最高情報責任 者(CIO)は Microsoft Windows Vista への移行が可能なシステムを特定する計 画を求めています。そのため、このようなプロジェクトの規模、範囲、および財政 的影響を決定するために導入したシステムの評価が必要です。情報収集には多大な 労力を要します。各クライアントシステムに IT スタッフを派遣するには、工数お よびエンドユーザーの作業中断という点からコストがかかります。 各 Dell クライアントシステムで OMCI を使用すると、IT スタッフを各システム に派遣せずに IT マネージャがリモートで情報を迅速に収集することができます。
シナリオ 2:設定管理 ある会社が、クライアントプラットフォームを標準化して、各システムをライ フサイクル全般にわたって管理する計画を立てています。計画の一環として Dell Client Manager 等のツール一式を購入し、Preboot Execution Environment(PXE)を使用して新規クライアントオペレーティングシステム 導入の自動化を計画しています。 課題は、各 Dell デスクトップコンピュータに立ち会わずに BIOS での起動順序 の設定を変更する方法です。各クライアントシステムに OMCI がインストール されている場合は、会社の IT 部門がリモートで起動順序を変更するためのオプ ションがいくつかあります。Dell Client Manager は、Dell OptiPlex、Dell Precision Workstation、および Latitude の全システム上の BIOS 設定をリ モートで変更するために利用可能な管理コンソールです。もう 1 つのオプショ ンは、起動順序を変更するスクリプト例のため起動順序設定を変更する VB スク リプトを書くことです。スクリプ
Windows イベントビューアまたは CIM インディケーションによるシス テムイベントの監視 OMCI は次の手順でイベントの監視をサポートします。 • WMI クラス DCIM_LogEntry 経由のログの取得 • DCIM_AlertIndication クラス経由の CIM インディケーションの監視 • SNMP 経由のイベントの監視 詳細については、 『Dell OpenManage Client Instrumentation Reference Guide』(Dell OpenManage Client Instrumentation リファレンスガイド) を参照してください。 シナリオ 4:プロファイル IT 管理者は、マルチベンダーの分散型エンタープライズ環境で、Dell クライア ントシステムの管理を求められます。さまざまなネットワークの複数のデスク トップおよびモバイルクライアントシステムを管理する上で、多様なツールと アプリケーションの組み合わせを習熟するという課題に直面しています。この ような要件を満たすためのコストを削減し、提供された管理データを表示する ために、OMCI
3 システムパスワードを設定します。 CIM_BIOSService.SetBIOSAttribute() メソッドを実行し、SystemPwd を AttributeName に、パスワード値を AttributeValue パラメータに設 定します。 4 BIOS または Admin パスワードを設定します。 CIM_BIOSService.SetBIOSAttribute() メソッドを実行し、AdminPwd を AttributeName に、パスワード値を AttributeValue パラメータに設 定します。 5 DCIM_BIOSService.SetBIOSAttribute() メソッドを実行し、 AttributeName および AttributeValue パラメータを指定します。 6 BIOS/Admin パスワードの設定時に BIOS Attribute を変更するには、 DCIM_BIOSService.
5 DCIM_SystemDevice 関連付けで Central Instance に関連付けられた DCIM_Processor のインスタンスをクエリしてシステムのプロセッサ数を 決定します。 6 システム時間を取得します。DCIM_TimeService.
ユーザーシナリオ
Dell OpenManage Client Instrumentation の使用 次のいずれかにアクセスして Dell OpenManage Client Instrumentation (OMCI)で提供される情報を使用できます。 • root\dellomci namespace(レガシー) root\dcim\sysman(スタンダード) OMCI はこれらの名前空間のクラスを経由して情報を提供します。クラスの詳 細については、support.dell.com/manuals で『Dell OpenManage Client Instrumentation Reference Guide』(Dell OpenManage Client Instrumentation リファレンスガイド)を参照してください。 • インストーラのポーリング間隔設定 .ini ファイル ファンプローブ、温度プローブ、電圧プローブ、電流プローブ、ディスク増減、 メモリ増減、プロセッサ増減およびディスク容量などのイベントのポーリング 間隔は、dcsbdy32.ini または dcsbdy64.
Dell システムに対する Simple Network Management Protocol(SNMP)のサポート OMCI は、ノートブック、デスクトップ、ワークステーションなどの Dell クラ イアントシステムの監視および管理のため SNMP をサポートします。MIB ファ イルは OMCI と Server Administrator で共有されます。現在 OMCI は、従来 Dell サーバー OID コンソールとして使用された OID を採用しているため、ク ライアントと総称されるノートブック、デスクトップ、またはワークステー ションではなく、サーバーとしてしてシステムを認識する可能性があります。 詳細に関しては support.dell.
トラブルシューティング WMI にリモート接続できない 管理アプリケーションでリモートクライアントコンピュータシステムの共通情 報モデル(CIM)情報を使用できない場合、または分散型コンポーネントオブ ジェクトモデル(DCOM)を使用するリモート BIOS アップデートが失敗した 場合、次のエラーメッセージが表示される場合があります。 • • Access Denied(アクセスが拒否されました) Win32:RPC server is unavailable(Win32:RPC サーバー が使用できません) これらのエラーメッセージが表示された場合 1 サーバーのコマンドプロンプトで、クライアントコンピュータがネットワー クに接続していることを確認します。 ping と入力して を押し ます。 2 サーバーとクライアントの両システムがドメインに属している場合は、次の 手順を実行します。 a ドメインの管理者アカウントが両システムの管理者特権を持っているこ とを確認します。 b サーバーで IT Assistant を使用して
サーバーとクライアントの両システムがワークグループ(ドメイン外)に属 している場合は、次の手順を実行します。 a クライアントシステムで Microsoft Windows XP Professional また は Windows XP Professional x64 Edition オペレーティングシステ ムが実行され、サーバーで Windows Server 2000 が実行されている 場合は、サーバーに Windows Server 2000 Service Pack 2 以降がイ ンストールされていることを確認します。 b クライアントシステムで Windows XP のバージョンが稼動し、ドメイ ンに属していない場合は、管理者特権でリモート接続ができるようにレ ジストリを編集します。 注意:レジストリを変更する前に、システムのデータファイルをバックアッ プしてください。レジストリを誤って編集すると、オペレーティングシステ ムが使用不能になる場合があります。 3 クライアントシステムでレジストリ変更を編集します。スタート → ファイ ル名を指定して実行 の順にクリックし、 regedit と
5 システムの WMI にリモート接続するためにユーザーの特権レベルを変更す るには、次の手順に従ってください。 a スタート → ファイル名を指定して実行 をクリックしてから、 compmgmt.msc と入力し、OK をクリックします。 b サービスとアプリケーション の WMI コントロール に移動します。 c WMI コントロール を右クリックし、プロパティ をクリックします。 セキュリティ タブをクリックし、Root ツリーの DellOMCI を選択し d ます。 e セキュリティ をクリックします。 f アクセス制御の対象となるグループまたはユーザーを選択し、許可 ま たは 拒否 チェックボックスで権限を設定します。 6 WMI CIM Studio を使用してリモートシステムからシステムの WMI (root\dellomci)に接続するには、次の手順に従ってください。 a ローカルシステムに CIM Studio と一緒に WMI ツール をインストー ルし、リモートシステムに Dell OMCI をインストールします。 b WMI にリモート接続ができるように、シス
インストールの失敗 OMCI のインストールを完了できない場合は、次の点を確認してください。 • ターゲットシステムの管理者特権を持っていること。 • ターゲットシステムは、SMBIOS バージョン 2.