Users Guide
コンピュータ用語では Windows Driver Model の頭字語。Win32 Driver Model とも呼ばれています。Windows Driver Model は、要件を標準化して、記述するコード量を減らすことによっ
て、Windows98および Windows2000ラインの統一ドライバモデルとして定義されました。WDM ドライバは Windows98または Windows2000以前のオペレーティングシステムでは動
作しません。また、上位互換性はありますが、下位互換性はありません。
たとえば、Windows 2000 用に作成された WDM ドライバは、Windows XP でロードして機能しますが、Windows XP で導入された新しい WDM 機能を利用することはできません。
WindowsXP用に作成された WDM ドライバは Windows2000ではロードできません。
WfM
Intel Wired for Management 規格の頭字語。WfM 技術は、クライアント側ハードウェア(回路、メモリ、電源、ネットワークインタフェースカードを含む)と管理ソフトウェアアプリケーションで使用さ
れていました。計装、リモートウェイクアップ、電源管理、サービス起動機能など、ハードウェア管理の基本となる必要条件を定義しています。インベントリ、修正 / 修復、設定、診断をはじめとするシステ
ム集中管理を可能にし、営業時間外の保守を提供してダウンタイムを最小限にします。WfM には DMI のサポートも含まれ、技術者がリモートシステムの診断とアップグレードを実行している間、その
システムのユーザーは他のタスクを継続できます。また、スケジュールした時間またはバックグラウンドでソフトウェアのアップグレードができます。
WMI
Windows Management Instrumentation の頭字語。Windows ドライバモデルの拡張セットで、計装コンポーネントが情報や通知を提供できるオペレーティングシステムインタフェースを提供
します。WMI は、Distributed Management Task Force(DMTF)の Web-Based Enterprise Management(WBEM)規格を Microsoft が実装したものです。
WMI では、VBScript などのスクリプト言語を使用して Microsoft Windows のパソコンやサーバーをローカルでもリモートでも管理できます。
デバイスドライバ
オペレーティングシステムや他のプログラムが、プリンタなどの周辺デバイスと正しく相互作用できるようにするプログラム。ネットワーク ドライバなどのデバイス ドライバは、config.sys ファイル(デ
バイス= ステートメント)またはメモリ常駐プログラム(通常は autoexec.bat ファイル)からロードする必要があります。ビデオドライバなどのドライバは、そのプログラムを起動したときにロードする必
要があります。
ファームウェア
読み取り専用メモリ(ROM)に書き込まれたソフトウェア(プログラムまたはデータ)。ファームウェアはデバイスの起動や操作を実行できます。各コントローラには、コントローラの機能提供を円滑にする
ファームウェアが入っています。
マジックパケット
リモートウェイクアップの初期の実装では、マジックパケットを送信すると、電源オフの状態からサーバーを起動できました。マジックパケットはイーサネットのパケットで、データフィールドに 16 回繰り
返されるアダプタの MAC アドレスが含まれています。アダプタはその MAC アドレスが含まれたマジックパケットを受信すると、サーバーの電源をアクティブにします。この機能により、ネットワーク管理
者はリモートロケーションから営業時間外の保守を実行できるようになります。
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