Users Guide
デフォルトにより、Windows Server 2003 などの一部のオペレーティングシステムでは、BIOS にテキストコンソール出力を送信するように自動的に設定されます。起動後にリダイレクト 機能をシ
ステム BIOS で手動設定すると、オペレーティングシステムに見えない場合があります。そのため、オペレーティングシステムの機能と BIOS リダイレクト機能の両方が有効になります。オペレーティン
グシステムとその設定によって、結果が異なる可能性があります。デルでは、以下の手順を推奨しています。
DR-DOS: DR-DOS にはシリアルコンソール出力を設定しないでください。起動後にシステム BIOS でコンソールリダイレクトを有効にします。
Windows Special Administrative Console(SAC): Windows SAC にはシリアルコンソールリダイレクトを設定しないでください。起動後にシステム BIOS でコンソールリダイレクトを有効
にします。
Linux:システム BIOS の再起動後にコンソールリダイレクトを設定しないでください。Linux にコンソールリダイレクトを設定するには、「Linux オペレーティングシステム用インストールとセットアップ」
に記載されているタスクを実行します。
ベースボード管理コントローラの設定
システムの起動中に x9xx システムでリモートアクセス設定ユーティリティを使用して、BMC の基本的な設定を実行できます。図2-1 を参照してください。高度な設定オプションについては、
『Deployment Toolkit ユーザーズガイド』の DTK SYSCFG ユーティリティの説明を参照してください 。
図 2-1x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティ
x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティの起動
1. システムの電源を入れるか、再起動します。
2. POST 後、プロンプトが表示されたときに、<Ctrl-E> を押します。
<Crtl-E> を押す前にオペレーティングシステムのロードが開始された場合は、システムの起動が完了するのを待ってから、もう一度システムを再起動し、この手順を実行してください 。
リモートアクセス設定ユーティリティのオプション
表2-1 に、リモートアクセス設定ユーティリティのオプション一覧と、管理下システムで BMC を設定する方法を示します。設定をすべて入力したら、<Esc> を押して次のいずれかを選択してください。
l 変更を保存して終了する - リモートアクセス設定ユーティリティで入力したエントリを保存します。
l 変更を破棄して終了する - リモートアクセス設定ユーティリティで入力したエントリをすべて元に戻します。
l セットアップへ戻る - リモートアクセス設定ユーティリティを使用して続けます。
表 2-1x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティ
メモ: シリアルターミナルからの BIOS 設定操作に使用するキー操作については、「エスケープキーシーケンス」のリストを参照してください 。
メモ: Dell PowerEdge x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティは、 x8xx システムでは BMC 設定モジュール、 xx0x システムでは iDRAC 設定ユーティリティ、xx1x シス
テムでは iDRAC6 設定ユーティリティと呼ばれます。iDRAC 設定ユーティリティの詳細については、デルサポートサイト support.dell.com/manuals にある『Integrated Dell
Remote Access Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
オプション
説明
iDRAC6 LAN
メモ: このオプションは Dell
PowerEdge xx1x システム上の
iDRAC6 設定ユーティリティで使
用可能です。
iDRAC6 の LAN を有効 / 無効にします。LAN は、ウェブインタフェース、SM-CLP コマンドラインインタフェースへの Telnet/SSH アクセス、コンソールリダイ
レクト、仮想メディアなど iDRAC6 アイテムの使用を許可するために有効にする必要があります。
IPMI オーバー LAN
共有ネットワークコントローラへの帯域外 LAN チャネルのアクセスを有効または無効にします。