Users Guide
Microsoft Windows PE オペレーティングシステムのインストールとセットアップ
DTK のコンポーネントは、デルのサポートウェブサイト(support.dell.com)から自己解凍型の Zip ファイルとして提供されています。自己解凍型ファイルは、MicrosoftWindowsオペレーティング
システムを実行しているシステムで開くか、PKUNZIP.EXE ユーティリティ(Deployment Toolkit には付属していません)を使用して Windows コマンドプロンプト(cmd.exe)で解凍できます。デ
フォルトでは、dtk-2.X-winpe-AXX.exe ファイルはローカルハードドライブのルートディレクトリ(たとえば C:)に解凍されます。この場所は、ファイルの解凍時に別のパスを指定すると変更できま
す。DTK コンポーネントを Windows 環境のワークステーションで解凍するには、次の手順に従ってください。
1. デルのサポートサイト support.dell.com から DTK ファイル dtk-2.X- winpe-AXX.exe をダウンロードし、対応 Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムに保存し
ます。
2. Zip ファイルをダウンロードし、ファイルをダブルクリックします。
3. OK をクリックします。
4. 解凍 をクリックします。
デフォルトでは、DTK ファイルは C:\. に展開されます。SYSCFG.EXE ユーティリティは C:\Dell\Toolkit\Tools ディレクトリに入っています。デル提供のドライバは
C:\Dell\drivers フォルダに入っています。
Windows PE 2005 ISO ブータブルイメージの作成
Windows PE ビルドでの DTK ディレクトリ構造の統合
このタスクは以下の 5 つの手順のプロセスから構成されています。
1. TDK ツールとスクリプトを統合する:Dell 提供の Zip ファイルから解凍した \Dell フォルダを DellWinPEBuild にコピーするか、 Dell 提供のファイルを Windows PE ビルドに直接解凍
します。
2. 必要なドライバを Windows PE にインストールする:必ず次の 2 つの引数を使用して \Dell\Drivers\DRIVERINST.BAT を実行します。
l DellWinPEBuild のパス
l Dell 提供ドライバがある場所のパス。これらのドライバは \Dell\drivers フォルダの DTK Zip ファイル内にあります。
3. マスストレージドライバを Windows PE に追加する:
winpeoem.sif ファイル(Windows PE ディレクトリの I386\SYSTEM32)で、次のテキストを編集して Oem Driver Params セクションからセミコロンを削除し、Dellマスストレージド
ライバのディレクトリ名を追加します。
OemDriverRoot=""
OemDriverRoot=""OemDriverDirs=MRAID, PERC4IM, PERC5, SAS5
4. 必要なサービスを起動する:RAID が機能するには、mr2kserv サービスをインストールして起動する必要があります。RACADM が機能するには、racsvc サービスをインストールして起動
する必要があります。必要なサービスの起動方法の詳細については、 \Dell\Toolkit\template\Configs のサンプルファイル winbom.ini を参照してください。
5. 次のファイルを Windows Server 2003 製品 CD から \Dell\Toolkit\Tools に展開します。
l rpcns4.dll
l rpcrt4.dll
l rpcss.dll
これで、要件に従って Windows PE をカスタマイズできます。
メモ: ユーティリティのインストールと使用法の詳細については、『Deployment Toolkit ユーザーズガイド』を参照してください。SYSCFG.EXE を使用した BMC の設定と管理のための有効
なオプション、サブオプション、引数については、『Deployment Toolkit コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』のリストを参照してください。
メモ: Windows PE 2.0 の起動 CD を作成する方法の詳細については、 「Windows PE 2.0 ISO ブータブルイメージの作成」を参照してください。
メモ: この手順を実行して、マスストレージドライバが Windows PE にインストールされていることを確認する必要があります。
メモ: 参考までに、サンプルファイル winpeoem.sif が \Dell\Toolkit\template\Configs にあります。
メモ: ターゲットシステムを起動する場合は、RAC と mr2kserv サービスが実行されていることを確認してください。
メモ: ディレクトリ名にスペースは使用できません。