Users Guide
表 B-2. BMC からのターミナルモード応答
テキストコマンドフォーマット
テキストコマンドでは、16 進数 ASCII コマンドに存在するブリッジやシーケンス番号などのフィールドがサポートされません。 また、テキストコマンドには SYS という文字列のプレフィックスが前に付きま
す。 表B-3 はターミナルモードテキストコマンドの一覧を、表B-4 はターミナルモード設定の一覧を示します。
例
Hex-ASCII コマンド例(IPMI リセットウォッチドッグコマンド):
[18 00 22]<CR>
[1C 00 22 00]<CR-LF>
テキストコマンドの例:
[SYS TMODE]<CR>
[OK TMODE]<CR-LF>
表 B-3. ターミナルモードテキストコマンド
3
コマンド番号
4:N
データ
バイト
説明
1
[7:2] – ネット関数(奇数)
[1:0] – 応答者の LUN
2
[7:2] – 要求者のシーケンス番号
[1:0] – ブリッジフィールド
3
コマンド番号
4
完了コード
5:N
データ
コマンド
スイッチ
説明
SYS PWD
-U USERNAME <パ
スワード>
-U はターミナルモードセッションを有効にします。 USERNAME は ASCII テキストのユーザー名に対応します。 <パスワード> は印刷可能なパスワード
(最大 16 文字)を表します。 <パスワード> が指定されない場合、Null パスワード(すべてバイナリ 0)が送信されます。 パスワードは大文字と小文字を
区別します。
コマンドまたは IPMI メッセージを受け入れる前に、SYS PWD コマンドまたはセッション有効化の IPMI メッセージを正常に実行する必要があります。
メモ: 複数の不正なパスワードが入力されると、モデム接続は自動的に解除されます。
-N <パスワード>
-N は Null ユーザー名を、<パスワード> は印刷可能なパスワード(最大 16 文字)を表します。 <パスワード> が指定されない場合、Null パスワード(す
べてバイナリ 0)が送信されます。 パスワードは大文字と小文字を区別します。
コマンドまたは IPMI メッセージを受け入れる前に、SYS PWD コマンドまたはセッション有効化の IPMI メッセージを正常に実行する必要があります。
メモ: 複数の不正なパスワードが入力されると、モデム接続は自動的に解除されます。
-X
-X は現在アクティブなすべてのセッションをただちにログアウトします。
メモ:-U または -N を含む無効なパスワードを入力するとログインすることができません。
SYS TMODE
ターミナルモードがアクティブであることを確認するノーオペレーション確認として使用されます。 BMC は OK 応答に続いて TMODE を返します。
SYS SET BOOT XX
YY ZZ AA BB
次の IPMI コマンドまたは処置でリセットまたは電源オンが起きたときに指定のデバイスに起動するよう指示する起動フラグを設定します。 XX...BB は、
起動オプションパラメータの起動フラグである 5 つの 16 進数 ASCII エンコードバイトを表します。
このコマンドを受け取ると、BMC は自動的に起動オプションに有効なビットを設定し、すべての起動イニシエータ承認データビットを 1b に設定します。
SYS SET
BOOTOPT XX
YY...NN
これは IPMI の システム起動オプションの設定 コマンドのテキストバージョンです。 起動フラグだけでなく、起動オプションパラメータも設定できま
す。 XX YY...NN は、システム起動オプションの設定要求に渡されたデータバイトの 16 進数 ASCII エンコードを表します。
XX — パラメータは有効です。