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シリアルポートコンソールリダイレクト
ベースボード管理コントローラユーティリティユーザーズガイド
シリアル通信
SPCR 表
SOL プロキシ使用のシリアルコンソールリダイレクト
シリアル通信
PowerEdge x9xx サーバーの場合は、シリアルコンソールリダイレクトは COM1 または COM2 を使って実行できます。
COM1 のコンソールリダイレクト
COM1 のシリアルコンソールリダイレクトを有効にするには、次の設定が必要になります。
シリアル通信-> シリアル通信 と進み、COM1 のコンソールリダイレクトでオン に設定します。
シリアル通信-> 外部シリアルコネクタ と進み、COM1 に設定します。
COM2 のコンソールリダイレクト
COM2 のコンソールリダイレクトを使うと、シリアルオーバー LAN(SOL)通信用の外部コネクタ、または BMC や DRAC 5 などのリモートアクセスデバイスにリダイレクトできます。
COM2 のシリアルコンソールリダイレクトを有効にするには、次の設定が必要になります。
シリアル通信-> シリアル通信 を COM2 のコンソールリダイレクトでオン に設定します。
シリアル通信-> 外部シリアルコネクタ を COM2 に設定します。
外部コネクタへリダイレクトするしないに関係なくコンソールリダイレクト、または SOL に COM2 を使用する場合、BIOS は BMC から SOL ボーレートを読み取り、その設定値を使ってコンソールリダイ
レクトをアクティブにします。 SOL ボーレートは Dell Deployment Toolkit、OMSA、DRAC、または BMU を使って設定できます。
BMC または DRAC へのシリアルターミナル通信
シリアルターミナルモードを使うと、シリアルポート接続を使って直接 BMC または DRAC に接続し、テキストベースのコマンドを実行できます。 シリアルターミナル通信用の BMC および DRAC の設
定、ならびに使用可能なターミナルモードコマンドの設定情報については、付録 B を参照してください。
ターミナルモードでは、BMC または DRAC が、シリアルターミナル接続とシステム COM2 ポートへの接続間の切り替えを行う Esc キーシーケンスをサポートします。この操作は COM2 のコンソールリ
ダイレクト(「COM2 のコンソールリダイレクト」を参照)と組み合わせて使うと、システムのコンソールリダイレクトの表示とシステムリセットなどのターミナルコマンドを実行する BMC または DRAC への
通信作業の間を切り替えることができます。
ターミナルモードでシステム COM2 ポートへの接続に切り替える場合には、次の操作を行います。
<Esc> +<Shift> <q>
システム COM2 ポートに接続されている場合にターミナルモードに戻るには、次の操作を行います。
<Esc> +<Shift> <9>
SPCR 表
シリアルポートコンソールリダイレクト(SPCR)表は、システムファームウェアとサービスプロセッサがアウトオブバウンド(OOB)管理ポートを使用する方法について情報を提供しています。 たとえば、
OOB 管理ポートがシリアルポートの場合は、シリアル番号、ボーターミナルの種類、その他 OOB 通信に使用される設定などの情報が SPCR 表に含まれています。 SPCR 表は、コンソールリダイレク
ト用の SAC(Special Administrative Console)によって読み取られ、ブータブル CD のインストール中に自動的に設定されます。
システムサービスプロセッサがコンソールリダイレクトなどの緊急管理サービス(EMS)をサポートしている場合は、SPCR 表が自動的に有効になります。 自動的に設定されない場合は、unattend.txt
ファイルに次のパラメータを追加して、SPCR が BMC 設定と一致するように設定する必要があります。
メモ:コンソールリダイレクトに SOL を使用する場合は、外部シリアルコネクタは設定する必要がありません。
メモ:この組み合わせ機能を実現するには、シリアル通信ボーレートと SOL ボーレートを同じ値に設定する必要があります。
メモ:unattend.txt ファイルはインストール後に自動的に作成されます。