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シリアルポートコンソールリダイレクト
ベースボード管理コントローラユーティリティユーザーズガイド
SOL プロキシ使用のシリアルコンソールリダイレクト
シリアルポートコンソールリダイレクト(SPCR)表は、システムファームウェアとサービスプロセッサがアウトオブバウンド(OOB)管理ポートを使用する方法について情報を提供しています。たとえば、
OOB 管理ポートがシリアルポートの場合は、シリアル番号、ボーターミナルの種類、その他 OOB 通信に使用される設定などの情報が SPCR 表に含まれています。SPCR 表は、コンソールリダイレク
ト用の SAC(Special Administrative Console)によって読み取られ、ブータブル CD のインストール中に自動的に設定されます。
システムサービスプロセッサがコンソールリダイレクトなどの緊急管理サービス(EMS)をサポートしている場合は、SPCR 表が自動的に有効になります。自動的に設定されない場合は、unattend.txt フ
ァイルに次のパラメータを追加して、SPCR が BMC 設定と一致するように設定する必要があります。
[日付]
EMSPort
EMSBaudrate
説明:
EMSPort = シリアル通信に使用されるポート。たとえば COM1 や COM2 などです。
EMSBaudrate = 通信に設定されているボーレート。Dell™PowerEdge™対応システムでサポートされている最小ボーレートは 19200 です。
SOL プロキシ使用のシリアルコンソールリダイレクト
Linux の起動中にシリアルリダイレクトを設定する方法
"SysRq key" は、デバッグ用の基本的なコマンドをカーネルに直接渡すことのできるキーシーケンスです。場合のよっては、リモート管理システムの再起動にも使用できます。シリアルコンソールは
SysRq キーとして RS-232 ブレーク関数を使用します。"break" とは、シリアル回線で伝送がない時間を指します。Linux を実行しているシステムで "Sysrq" キーを設定するには、次の手順に従ってく
ださい。
/etc/grub.conf ファイルを次のように編集します。後のサンプルファイルに、この手順で説明する変更を示します。
1. ファイルの一般設定セクションに次の新しい 2 行を追加します。
serial --unit=0 --speed=19200
terminal --timeout=10 serial
2. カーネル行に次の 2 つのオプションを加えます。
メモ:unattend.txt ファイルはインストール後に自動的に作成されます。
メモ:以下は Linux GRUB(GRand Unified Bootloader)用の手順です。別のブートローダーを使用している場合も、これと似た変更が必要になります。
メモ:クライアント VT100 エミュレーションウィンドウを設定するとき、リダイレクトコンソールを表示しているウィンドウまたはアプリケーションを 25 行 x 80 列に設定して、テキストが正しく表示さ
れるようにしてください。このように設定しないと、文字化けが発生する可能性があります。