Users Guide
<ESC> 文字は BMC に送信して処理する前にメッセージ全体を削除します。 ライン編集が有効で <ESC> キーが入力ニューラインシーケンスに続く場合、BMC は出力ニューラインシーケンスを出
力して応答します。 そうでない場合、BMC は次の開始文字を探します。
特殊文字の処理 — <DEL> または <BKSP> 文字
<BKSP> または <DEL> キーは、メッセージが BMC に送信されていない場合、入力された最後の文字を削除します。
特殊文字の処理 — ライン継続文字
長い IPMI メッセージの場合、入力ニューラインシーケンスのすぐ後にライン継続の <BACKSLASH> 文字を使用することで、複数行に分割することができます。 ライン継続文字は、テキストコマンド
でも hex-ASCII コマンドでも使用できます。
特殊文字の処理 — 不正な文字
BMC が受け取る不正な文字で処理中のメッセージがクリアされると、BMC は次の開始文字を探します。
Hex-ASCII コマンドフォーマット
バイナリ IPMI コマンドは大文字と小文字を区別しない一連の hex-ASCII のペアとして送受信され、それぞれのペアは <space> 文字を使うことにより分けることができます。 表B-1 には、BMC へ
のターミナルモード要求の一覧を、表B-2 には BMC からのターミナルモードの応答の一覧を示します。 バイナリ IPMI 要求メッセージの例を以下に示します。
[18 00 22]<newline sequence>
([18 00 22]<ニューラインシーケンス>)
表 B-1. BMC へのターミナルモード要求
表 B-2. BMC からのターミナルモード応答
テキストコマンドフォーマット
テキストコマンドでは、hex-ASCII コマンドに存在するブリッジやシーケンス番号などのフィールドがサポートされません。 また、テキストコマンドには SYS という文字列のプレフィックスが前に付きま
す。表B-3 はターミナルモードテキストコマンドの一覧を、表B-4 はターミナルモード設定の一覧を示します。
例
Hex-ASCII コマンド例(IPMI リセットウォッチドッグコマンド):
バイト
説明
1
[7:2] – ネット関数(偶数)
[1:0] – 応答者の LUN
2
[7:2] – 要求者のシーケンス番号
[1:0] – ブリッジフィールド
3
コマンド番号
4:N
データ
バイト
説明
1
[7:2] – ネット関数(奇数)
[1:0] – 応答者の LUN
2
[7:2] – 要求者のシーケンス番号
[1:0] – ブリッジフィールド
3
コマンド番号
4
完了コード
5:N
データ