Users Guide
-max count
表示するレコードの最大数を指定します。
引数 count の値がレコードの最大数を超える場合、最後に表示されるレコードがイベントログの最後のレコードになります。
-last n
最後のレコードから逆に数えて表示するレコード数を指定します。
デフォルトのサブコマンド
サブコマンドが指定されていない場合、このコマンドはsel statusと同じ動作をします。
表示フォーマット
システムイベントログレコードは表形式で表示されます。 列のヘッダーは、序数、日付、時間、センサー番号、センサーの種類、および 簡単 な 説明 です。図3-8を参照してください。
図 3-8. sel オプションの例
SOL プロキシ
SOL プロキシはシンプルな Telnet サーバーです。 SOL プロキシを使うと、LAN 通信チャネルで、Telnet クライアントがハードウェアを指定したリモートの管理下システムのシリアルポートと相互作
用することができます。 図3-9 を参照してください。 SOL プロキシを使うと、システム管理者は共有 LAN で BIOS 設定を表示したり変更できます。 さらに Red Hat Enterprise Linux シリアルコ
ンソールや Microsoft の EMS/SAC インタフェースを使って管理下システムの BMC にアクセスできます。 SOL プロキシは、管理下システムの BMC に対して帯域内またはシリアル接続をサポート
していません。
リモートの管理下システムで BIOS コンソールリダイレクトがシリアルポートに対して有効になっている場合、BIOS を使用してシステムコンソールの読み書きを行うアプリケーションは I/O が指定の
I/O ポートにリダイレクトされます。 SOL がアクティブになると、BMC ファームウェアはシリアルポートに書き込まれたすべてのデータを読み取り、LAN パケットとして SOL プロキシに転送します。 そ
れから SOL プロキシはデータを TCP/IP パケットとして Telnet クライアントに転送します。
逆に、Telnet クライアントのキーボード処理はすべて SOL プロキシによって BMC に送信されます。 それから、BMC はパケットをシステムのシリアル I/O ポートに書き込みます。
図 3-9. SOL プロキシの図
メモ:コンソールリダイレクトを利用すべくホストおよびクライアントシステムを設定するための手順やハードウェアおよびソフトウエアの要件など、コンソールリダイレクトの詳細については、シス
テムのユーザーズガイドを参照してください。