Users Guide
Deployment Toolkit バージョン1.3 BMCCFG.EXE ユーティリティを使用した BMC の設定
Dell OpenManage Toolkit(DTK)には、Dell PowerEdge システムを設定および導入するための DOS ベースのユーティリティがあります。 DTK BMCCFG.EXE ユーティリティは、強力で包括
的なコマンドラインインタフェースを使用し、必要なすべての BMC 設定タスクに対応するように特別に設計されています。 このユーティリティは、Dell PowerEdge 1425SC およびサポートされてい
るすべての Dell PowerEdge x8xx システムで実行することができます。BMCCFG.EXE ユーティリティは、PowerEdge x7xx またはそれ以前のシステムではサポートされていません。
BMC 管理ユーティリティを使用するには、管理化システムを BMCCFG.EXE ユーティリティによる設定が必要です。 作業は次のとおりです。
l Deployment Toolkit バージョン 1.3 をインストールします。
l DOS ブータブルイメージ、適切な CD ドライバ(CD のみの場合)、BMCCFG.EXE ユーティリティが入った BMC 設定ディスケットまたは CD を作成します。
l BMC ユーザーを設定します。
l BMC SOL アクセスを設定します。
l BMC IPMI シリアルアクセスを設定します。
インストールと設定
DTK コンポーネントは、Dell サポートウェブサイト(support.dell.com)から自己解凍型の Zip ファイルとして提供されています。 自己解凍型ファイルは、Microsoft®Windows®オペレーティ
ングシステムを実行しているシステムで開くことができるほか、PKUNZIP.EXE ユーティリティ(DTK には付属していません)を使って DOS で展開することができます。 デフォルトで dtk-1.3-dos-
AXX.exe ファイルはローカルハードドライブ、C:\ のルートディレクトリに展開されます。 この場所は、ファイルの展開時に別のパスを指定することで変更することができます。 次の手順を実行して、
DTK コンポーネントを Windows を実行しているワークステーションに展開します。
1. DTK ファイル dtk-1.3-dos-AXX.exe を Dell サポートウェブサイト(support.dell.com)からダウンロードして、対応の Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムに
保存します。
2. Zip ファイルがダウンロードされたらファイルをダブルクリックします。
3. OKをクリックします。
4. 展開をクリックします。
デフォルトで、DTK ファイルはC:¥Dell¥Toolkitに展開されます。 BMCCFG.EXE ユーティリティはC:¥Dell¥Toolkit¥Toolsディレクトリに入っています。
ブート可能なディスケットまたは CD の作成
次のガイドラインを使用して、管理化システムで BMC を設定するのに使う起動可能なメディアを作成します。
起動可能なイメージには、最低でもコマンドパーサ(COMMAND.COM)、設定ファイル(CONFIG.SYS)、初回起動スクリプト(AUTOEXEC.BAT)および適切な CD ドライブとネットワークドライブ
(CD のみの場合)が必要です。
1. システムを DOS で起動します。
2. システムのディスケットドライブにブランクの 1.44-MB ディスケットを挿入します。
3. cd¥dos と入力して DOS ディレクトリに位置づけます。
4. Format A:/S と入力して、ディスケットをフォーマットし、ディスケットを起動可能にするファイルを転送します。
5. 必要に応じて追加のファイルをコピーします。
たとえば次のように入力して、各コマンドの後で <Enter> を押します。
l copy format*.* a:
l copy mscdex*.* a:
l copy xcopy*.* a:
l copy smartdrv*.* a
l copy sys*.* a:
l と言う具合です。
6. 必要なデバイスのドライバ(たとえば CD ドライブドライバなど)をロードするautoexec.bat ファイルを作成または編集します。
7. ターゲットシステムのデバイスに必要なドライバをロードするconfig.sysファイルを作成または編集します。
メモ: DTK ユーティリティのインストールおよび使用方法についての詳細は『Deployment Toolkit バージョン 1.3 ユーザーズガイド』を、有効なすべてのオプション、サブオプション、引数
の一覧と BMCCFG.EXE ユーティリティを使用した BMC の管理設定方法については、『Deployment Toolkit バージョン 1.3 コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』を参照してくだ
さい。
メモ: DTK ユーティリティは MS-DOS®バージョン 6.22 以降をサポートしていますが、MS-DOS バージョン 7.1 以降を推奨します。