Users Guide
表 1-5 BMC SOL 設定ガイドライン
BMC 設定と管理ツール
BMC 設定モジュールの使用
BMC 設定モジュールは、システムブート中にアクセスできる基本の BMC 設定および設定変更機能を提供します。 BMC 設定モジュールは、初回の BMC 設定と設定変更にのみ使用してください。
詳細設定タスクについては、Deployment Toolkit バージョン 1.3 BMCCFG.EXE ユーティリティまたは Server Administrator バージョン 2.0 を使用する必要があります。 BMC 設定モジュー
ルについてのその他の情報は、システムのユーザーズガイドを参照してください。
Deployment Toolkit の使用
Deployment Toolkit(DTK)バージョン 1.3 BMCCFG.EXE ユーティリティは、強力な DOS ベースのコマンドラインインタフェースを使うことにより、システムの BMC を初回導入の一部としてローカ
ルに設定できます。 BMCCFG.EXE ユーティリティを使用して、対応するすべての BMC 機能を設定します。 さらに DTK ユーティリティをスクリプト導入の一部に使用して複数の同じシステムを設定
することができます。 BMCCFG.EXE ユーティリティを使用するには、次のタスクを実行する必要があります。
l DTK 実行可能ファイルをダウンロードして、ユーティリティをハードドライブに保存します。
l BMCCFG.EXE ユーティリティが入ったブータブルディスケットまたは CD を設定します。
l 管理下システムでローカルに BMC を設定します。
BMCCFG.EXE ユーティリティを使用したシステム BMC の設定管理方法についての詳細は、『Deployment Toolkit バージョン 1.3 ユーザーズガイド』および『コマンドラインインタフェースリファレ
ンスガイド』を参照してください。
BMC 管理ユーティリティの使用
BMC 管理ユーティリティは、コマンドラインのリモート管理ステーションを提供することで対応する BMC 機能を管理します。 BMC 管理ユーティリティを使用してリモートの管理ステーションから、また
管理下システムの緊急用管理コンソールとして BMC を管理します。 ユーティリティは、コマンドラインインタフェース(IPMI シェル)またはシリアルオーバー LAN プロキシ(SOL プロキシ)を使用して
BMC にアクセスまたは BMC を管理するオプションを提供します。 BMC 管理ユーティリティを使用するには、次のタスクを実行する必要があります。
l BMC 設定モジュール、Deployment Toolkit BMCCFG.EXE ユーティリティまたは Server Administrator を使って BMC を設定します。
l 管理ステーションに BMC 管理ユーティリティをインストールします。
BMC 管理ユーティリティを使う準備として管理下システムで BMC を設定する方法は、「管理下システムの設定」を参照してください。 BMC 管理ユーティリティを使用したシステム BMC の管理方法に
ついての詳しい説明は、「BMC 管理ユーティリティの使用」を参照してください。
Server Administrator の使い方
Server Administrator バージョン 2.0 は、使いやすい便利なグラフィカルユーザーインタフェースを使用して、対応するオペレーティングシステムを実行中のシステムで BMC のリモート設定管理を
提供します。 Server Administrator Instrumentation Service を使用して、プラットフォームイベントフィルタ(PEF)パラメータや警告宛先など、最も適した BMC 機能を設定できます。 さらに
Server Administrator をコマンドラインインタフェースとして使用することもできます。 Server Administrator では、システムのオペレーティングシステムがインストールされて機能していることが
必要です。 このため、Server Administrator は日常の BMC 管理タスクに最適であり、プリブート設定を実行したり緊急用管理コンソールとして BMC にアクセスするためのオプションではありませ
ん。 Server Administrator を使用するには次のタスクを実行する必要があります。
l Server Administrator を管理下システムにインストールします。
l 管理ステーションの対応ブラウザからリモートで Server Administrator ホームページにアクセスします。
l 管理下システムで BMC をリモート設定します。
Server Administrator を使用したシステム BMC の設定管理方法についての詳細は、『Server Administrator バージョン 2.0 ユーザーズガイド』および『コマンドラインインタフェースユーザー
ズガイド』を参照してください。
機能
接続手段
BMC 設定ツール
基本設定タスク
BMC 管理ツール
l テキストユーティリティコンソ
ールリダイレクト
l リモート BIOS 設定
l Microsoft テキストコンソー
ルリダイレクト
l Red Hat Enterprise
Linux テキストコンソールリダ
イレクト
共有 LAN
からアクセ
ス
l BIOS(プリオペレーティングシス
テム環境)
l BMC 設定モジュール(プリオペレ
ーティングシステム環境)
l DTK(プリオペレーティングシステ
ム環境)
l Server Administrator(BMC
シリアルのみを有効にするため)
l BMC ユーザーの設定
l 管理下システムでの LAN の有効化
l 管理下システムで IP アドレス、サブネットマス
ク、およびゲートウェイを設定
l VLAN の有効化(オプション)
l BIOS での BMC NIC の有効化
l BIOS テキストコンソールリダイレクトの設定
¡ ボーレート(9600 または 19200)とタ
ーミナルエミュレータの種類(VT100 ま
たは ANSI)の設定
l SOL プロキシ
l Microsoft テキストコンソー
ルリダイレクト
l Red Hat Enterprise
Linux テキストコンソールリダ
イレクト
メモ: BMC 管理ユーティリティを使用する前に、最初に BMC を BMC 設定モジュール、Deployment Toolkit BMCCFG.EXE ユーティリティまたは Server Administrator で設定する
必要があります。