Reference Guide
18 重要情報ガイド
Hyper-V の仮想ネットワークが Broadcom ネットワークアダプタおよび BACS
ベースのチーム化と VLAN を使用する環境で機能しない
Broadcom Advanced Control Suite
(
BACS
)ソフトウェアを使用して、
複数のアダプタをチーム化し、フォールトトレランスと負荷バランシング
機能を実現できます。
BACS
ベースのチーム化または
VLAN
で設定されて
いるネットワークアダプタにバインドされている
Hyper-V
仮想ネット
ワークは機能せず、仮想コンピュータから外部ネットワークへのネット
ワークトラフィックを妨げる場合があります。
この問題を解決するには、下記のガイドラインに従い、
BACS
チーム化
ユーティリティを使用して、
Broadcom NetXtreme II
®
アダプタをチーム
化する必要があります。
•
チームを作成し、次にチームを
Hyper-V
仮想ネットワークに割り当
てます。
•
Hyper-V
仮想ネットワークに割り当て済みのアダプタをチームに加
えないでください。
メモ: ネットワークドライババージョンの最小要件は、Broadcom NIC で
は 12.6.0 です。
Hyper-V
がサポートしている
Broadcom
チームのタイプは次のとおり
です。
•
Smart Load Balancing
(スマートロードバランス)およびフェイル
オーバー(構成はプライマリとスタンバイ各
1
のみ)
•
リンク集約(
IEEE 802.3ad LACP
)
•
通有中継(
FEC/GEC
)
802.3ad Draft Static
Hyper-V
には以下の制約があります。
•
Hyper-V
仮想ネットワークに割り当て済みの
TOE
が有効に設定され
ているチームは、
TOE
を
BACS
コンソールにおけるオフロード機能
として報告する場合がありますが、
Hyper-V
がこの機能をまだサ
ポートしていないため、チームの
TOE
機能は使用できません。
•
IPv6
ネットワークでは、
Hyper-V
仮想ネットワークに割り当てられ
ている
Checksum Offload
(
CO
)および
/
または
Large Send
Offload
(
LSO
)をサポートするチームは、
CO
と
LSO
を
BACS
コン
ソールにおけるオフロード機能として報告する場合がありますが、
Hyper-V
が
IPv6
ネットワークにおけるこれらの機能をサポートして
いないため、チームの
CO
と
LSO
の機能は使用できません。