Dell™ PowerEdge™ システム用 Microsoft® Hyper-V™ 重要情報ガイド w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモおよび注意 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明し ています。 注意 : ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、 その危険を回避するための方法を説明しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2008 ~ 2009 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、および PowerEdge は Dell Inc. の商標です。 Hyper-V、Microsoft、Windows、Windows Vista および Windows Server は米国その他の国 における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。Intel は米国その他の国におけ る Intel Corporation の登録商標です。AMD は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . サポートされているハードウェア . . . . . . . . . . . . . . . . . . サポートされている Dell PowerEdge™ システム Windows Server 2008 x64 での Hyper-V の役割 6 . . . . . . . . . 7 . . . . . . . . . . . . 8 Hyper-V の役割をベータから RTM にアップグレ ードする方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Windows Server 2008 x64 Edition で Hyper-V の役割を有効にする方法 6 . . . . . . . . Dell PowerEdge システムで Hyper-V をサポート するためのハードウェア機能を有効にする方法 . Hyper-V Server 2008 5 . . . . . . .
目次
概要 本書では以下について説明します。 • Hyper-V™ をサポートする Dell™ システムのリスト • Dell システムで Hyper-V を設定するために必要な機能 • Hyper-V の役割をベータから RTM にアップグレードする手順 • Microsoft® Windows Server® 2008 x64 で Hyper-V の役割を有効に する手順 • Hyper-V Server 2008 上の Hyper-V 設定ツール • Hyper-V Server 2008 上で仮想コンピュータを作成し、管理する手順 • Hyper-V の役割および Hyper-V Server 2008 の既知の問題と解決方法 Microsoft Hyper-V は、x64 ベースのシステム用に設計されたハイパーバ イザベースの仮想化テクノロジです。Microsoft は仮想化を次の 2 つの方 法で提供しています。 • Hyper-V の役割として • スタンドアロンの OS、Hyper-V Server 2008 として メモ:デルでは、Hyper-V なしの Wind
サポートされているハードウェア 本項では、Microsoft Hyper-V ベースの製品をサポートするための Dell ハードウェアの要件を示します。 メモ:Hyper-V 対応のハードウェアに関する最新情報は、デルウェブサイ ト dell.
表 1-1 Hyper-V に対応している Dell システムのリスト (続き) システムのモデル プロセッサ ソケット 備考 PowerEdge SC1435 AMD 2 PowerEdge R300 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge T300 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge R200 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge T105 AMD 1 PowerEdge T100 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge 1430 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge 840 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge 860 Intel 1 Xeon のみ PowerEdge SC440 Intel 1 Xeon のみ a プロセッサ ID が F48 の Intel プロセッサを搭載した PowerEdge 6800/6850 システム。 プロセッサ ID 情報は、System BIOS Setup(システム BIOS のセットアップ) → CP
メモ:PowerEdge T105 では、ハードウェアによる仮想化支援機能は デフォルトで有効に設定されています。他の PowerEdge システムで ハードウェアによる仮想化支援機能を有効にするには、System BIOS (システム BIOS)→ Processor Information(プロセッサ情報)の順に進 みます。 ハードウェアによる仮想化支援機能を有効にするには、次の手順を実行し ます。 1 POST 画面で を押して、BIOS セットアップを開きます。 2 CPU Information(CPU 情報)画面に移動します。 3 を押して Virtualization Technology (仮想化テクノロジ)に移動します。 4 左右の矢印キーを押して、Enabled(有効)を選択します。 5 選択を保存し、BIOS セットアップを終了します。 Windows Server 2008 x64 での Hyper-V の役割 Hyper-V の役割をベータから RTM にアップグレードする方法 お使いのシステムの OS が Windows Server 2008 x6
Windows Server 2008 x64 Edition で Hyper-V の役割を有効にする方法 Windows Server 2008 x64 Edition がフルインストールされた環境に Hyper-V の役割をインストールするには、次の手順を実行します。 1 システム BIOS で必要なハードウェア機能が有効に設定されているこ とを確認します。 2 管理者権限のあるアカウントを使用して、Windows Server 2008 x64 Edition の OS にログオンします。 3 スタート → 管理ツール → サーバーマネージャ の順にクリックして、 サーバーマネージャ を起動します。 4 Add Roles(役割の追加)をクリックして、Add Roles Wizard (役割の追加ウィザード)を起動します。 5 図 1-1 に示されているように Hyper-V を選択し、 Next(次へ)をクリックします。 Create Virtual Networks(仮想ネットワークの作成)ページが表 示されます。 重要情報ガイド 9
図 1-1 Hyper-V の役割を選択するページ 6 図 1-2 に示されているようにネットワークアダプタの 1 つを選択し、 Next(次へ)をクリックします。 メモ:Hyper-V Role Wizard(Hyper-V の役割ウィザード)では、仮想 ネットワークを作成せずに Hyper-V の役割を設定することができます。 仮想ネットワークは、あとで Hyper-V Manager Console(Hyper-V マネー ジャコンソール)から Virtual Network Manager(仮想ネットワークマ ネージャ)を使用して作成することが可能です。 仮想コンピュータが外部ネットワーク上で通信できるようにするに は、システム上の物理ネットワークアダプタにバインドされる仮想 ネットワークを少なくとも 1 つ作成する必要があります。仮想ネット ワークは、Hyper-V Manager Console(Hyper-V マネージャコン ソール)内で利用できる Virtual Network Manager(仮想ネット ワークマネージャ)を使用して、作成、変更、または削除できます。 メモ:ホストサーバーを
図 1-2 仮想ネットワークを作成するページ 7 画面の指示に従って役割のインストールを完了します。 8 指示メッセージが表示されたらシステムを再起動します。 Hyper-V の役割のインストールが完了しました。 このシステムの仮想環境を管理するために、Hyper-V マネージャ Microsoft 管理コンソール(MMC)をローカルまたはリモートから使用 できます。 Windows Server 2008 x64 Edition がサーバーコアインストールされた環 境に Hyper-V の役割をインストールするには、次の手順を実行します。 1 システム BIOS で必要なハードウェア機能が有効に設定されているこ とを確認します。 2 管理者権限のあるアカウントを使用して、Windows Server 2008 x64 Server Core Edition の OS にログオンします。 重要情報ガイド 11
3 コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。 start /w ocsetup Microsoft-Hyper-V 4 指示メッセージが表示されたらシステムを再起動します。 Hyper-V の役割のインストールがこれで完了しました。 サーバーコア上の Hyper-V の役割を管理するには、リモート Hyper-V マネージャコンソールを使用できます。 Hyper-V Server 2008 Hyper-V Server 2008 は、仮想化を 1 つの役割として実行するように設計 されたハイパーバイザベースの仮想化テクノロジであり、Hyper-V を役割 として備えた Windows® 2008 x64 Standard Server Core に基づくスタン ドアロンの OS です。 メモ:Dell PowerEdge サーバーに Hyper-V Server 2008 をインストールする手 順については、デルサポートサイト support.dell.
各メニュー項目の機能の概略は、以下のとおりです。 • Domain/Workgroup(ドメイン / ワークグループ): ドメインまたは ワークグループへの参加 / 離脱 • Computer Name(コンピュータ名): コンピュータ名の変更 • Network Settings(ネットワークの設定): • • • • • IP アドレスを静的または動的(DHCP)に設定 • DNS サーバーの設定または設定クリア Add Local Administrator(ローカル Administrator の追加): 既存のユーザーをローカル Admin グループに追加 Windows Update Settings(Windows Update の設定): Manual (手動)または Automatic(自動)に設定 Download and Install Updates(アップデートのダウンロードとイ ンストール): Windows Updates の手動ダウンロード Remote Desktop(リモートデスクトップ): Remote Access (リモートアクセス)システムの有
Hyper-V の役割および Hyper-V Server 2008 の既 知の問題と解決方法 サポートされている Dell サーバー上に Hyper-V 仮想コンピュータを作成 できない ハードウェアによる仮想化支援機能は、Hyper-V をインストールする際の 前提条件の 1 つです。Hyper-V の役割の設定ウィザードを使用すれば、シ ステム BIOS でハードウェアによる仮想化支援機能(Intel-VT または AMD-V)が無効に設定されていても、Hyper-V の役割をインストールする ことができます。仮想コンピュータの作成または起動を試みると、次のエ ラーメッセージが表示される場合があります。Virtual machine failed to initialize.
2 Virtual Key(仮想キー)を入力したら、Microsoft の通常のライセ ンス認証方法で Windows Server 2008 ゲスト OS のライセンス認証 を行います。仮想コンピュータがインターネットに直接アクセスで きる場合は、インターネット経由で自動的に認証できます。または、 電話で行うことも可能です。 メモ:Windows Server 2008 のライセンス認証の詳細については、 Microsoft のウェブサイト microsoft.
お使いのシステムに付属の Hyper-V ベータバージョンに関する Windows Server 2008 のドキュメント OS キットに加えて、次の情報が記載されたドキュメントがシステムに付 属しています。This copy of Windows Server® 2008 contains a beta version of Hyper-V™, the hypervisor-based virtualization feature.The final version of this feature will be released in the near future and will be available for download on Windows Update.
Hyper-V のゲスト OS のインストールを DRAC 経由で行うと、インストール が失敗し、エラーメッセージが表示される OS の ISO イメージを Hyper-V システムの DRAC4 または DRAC5 の仮想 メディアにリモートから取り付けた Hyper-V に Windows Vista または Windows Server 2008 のゲスト OS をインストールしようとすると、イン ストールが失敗し、次のメッセージが表示される場合があります。 A required CD/DVD drive device driver is missing. If you have a driver floppy disk, CD, DVD, or USB flash drive, please insert it now(必要な CD/DVD ドライブのデバイ スドライバが見つかりません。ドライバのフロッピーディスク、 CD、DVD、または USB フラッシュドライブがある場合は、 挿入してください。) この問題を解決するには、デルサポートサイト support.dell.
Hyper-V の仮想ネットワークが Broadcom ネットワークアダプタおよび BACS ベースのチーム化と VLAN を使用する環境で機能しない Broadcom Advanced Control Suite(BACS)ソフトウェアを使用して、 複数のアダプタをチーム化し、フォールトトレランスと負荷バランシング 機能を実現できます。BACS ベースのチーム化または VLAN で設定されて いるネットワークアダプタにバインドされている Hyper-V 仮想ネット ワークは機能せず、仮想コンピュータから外部ネットワークへのネット ワークトラフィックを妨げる場合があります。 この問題を解決するには、下記のガイドラインに従い、BACS チーム化 ユーティリティを使用して、Broadcom NetXtreme II® アダプタをチーム 化する必要があります。 • チームを作成し、次にチームを Hyper-V 仮想ネットワークに割り当 てます。 • Hyper-V 仮想ネットワークに割り当て済みのアダプタをチームに加 えないでください。 メモ:ネットワークドライババージョンの最小要件は、Broadcom N
• BACS チーム化ソフトウェアを使用してホスト(親パーティション) とゲスト(子パーティション)の両方に VLAN のタグ付けを正常に 行うには、チームをタグ付け用に設定する必要があります。単一の アダプタを使用する VLAN のタグ付けとは異なり、BACS ソフト ウェアの使用時に Hyper-V でタグ付けを管理することはできません。 Hyper-V 仮想ネットワークが Intel ネットワークアダプタおよび PROSet ベースのチーム化と VLAN を使用する環境で機能しない デルから提供された Intel PROset ソフトウェアを使用して、複数のアダ プタをチーム化し、フォールトトレランスと負荷バランシングを実現し、 複数の VLAN タグを物理ネットワークアダプタに指定することができま す。PROSet で設定されたアダプタを使用して Hyper-V 仮想ネットワーク の設定を試みると、問題が発生する場合があります。また、PROSet ベー スのチーム化または VLAN で設定されているネットワークアダプタにバ インドされている仮想ネットワークは機能せず、仮想コンピュータから外 部ネ
Hyper-V 仮想ネットワークの作成時にリモートネットワーク接続が失われる 外部仮想ネットワークを物理ネットワークアダプタにバインドすると、仮 想ネットワークの作成中にリモートネットワーク接続が一時的に失われる 場合があります。この問題は、新しい仮想ネットワークがバインドされて いた物理ネットワークアダプタが Hyper-V ホストへのリモートネット ワーク接続によって使用される場合に発生します。 これは設計どおりの正常な動作です。ほとんどの場合、リモート接続は自 動的に再確立されます。この問題を回避するには、親パーティション内の 特定のネットワークアダプタを厳密にシステム管理専用とすることをお勧 めします。管理ネットワークアダプタは、どの Hyper-V 仮想ネットワー クにもバインドしないでください。また、リモート接続が必要な場合は、 この管理 NIC の IP アドレスを使用して親パーティションへのリモート接 続を設定する必要があります。 Hyper-V Server 2008 のインストール中に Product Key(プロダクトキー) の入力が要求される Hyper-V Server 2008
通常の使用中に Hyper-V に予期しないエラーが発生する Hyper-V の役割がインストールされた Windows Server 2008 または Hyper-V Server 2008 の実行中に、次のエラーのいずれかが発生する場合 があります。 • システムが突然再起動し、画面が青色(ブルースクリーン)になっ て次のエラーメッセージが表示される:STOP Error: 0x0000001A • 仮想コンピュータの作成時に、システムの画面が青色(ブルースク リーン)になって次のエラーメッセージが表示される:STOP Error: 0x0000003B on file vid.sys • 仮想コンピュータの作成中にパーティションの作成を試みると、バ グチェックコードエラーが報告される。 これらの問題を解決するには、Microsoft サポートオンラインのウェブ サイト support.microsoft.com\kb で文書番号 957967 を参照して ください。 Hyper-V Server 2008 に MD3000/MD3000i 用の Modular Disk Storage M
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