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ロード バランシング
システムまたはネットワーク全体で処理および通信アクティビティを均等に分散するため、1 つのデバイスに負荷が偏ることはあり
ません。ロード バランシングは、発生する I/O リクエストの数が予測不能な場合に特に重要です。
仮想化
サーバーが利用可能な物理ストレージを、ストレージ ボリュームまたは仮想ボリュームに分けるのに使用するためのソフトウェアに
実装される抽象化のレイヤーです。
拡張性
条件の変化や需要の増加に合わせて、システムのサイズまたは構成を簡単に変更する能力です。
再構築
ドライブ障害後に予備または交換用ドライブにデータを再構築するプロセスです。データは、ミラーリングが行われたことを前提に
して、正常なディスクにあるデータから再構築されます。
冗長性
ハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントの二重化のことです。冗長性のあるシステムでは、1 つのコンポーネントで障害が
発生すると、冗長コンポーネントがそれに代わり、動作が停止することなく継続できます。
信頼性
消失したデータをリカバリするシステムの機能です。
bandwidth
ネットワークが対応できる伝送周波数の範囲であり、伝送サイクルの周波数における最大値と最小値の差として表されます。帯域
幅が広いと、高速かつ大量の伝送が可能です。
地理的分散システム
2 か所以上の地理的に離れたサイトに物理的に分散されたシステムです。分散の度合いは、1 つの構内や市内の別々のロケーション
から、異なる大陸に至るまで多岐にわたります。
同期
整合性が時間的に調整されるオブジェクトまたはイベントのことです。プロセスが開始すると、他のタスクの開始が許可される前
に、完了する必要があります。
たとえば銀行では、同時に開始した当座預金口座の 2 種類の引き出しの重複は許されません。この場合、同期形式で処理されま
す。
非分散コンシステンシー グループ
グループ作成時にユーザーが指定した 1 つのプライマリ RPA を通じてデータを転送します。コンシステンシー グループにより適用
されたポリシーはいつでも変更できます。
RPA の障害発生時には、障害のある RPA 経由でデータを転送するグループは、クラスター内の他の RPA に移動します。
分散コンシステンシー グループ
RecoverPoint コンシステンシー グループは 4 つのセグメントに分けられます。各セグメントは、1 つのプライマリ RPA と、1 つから
3 つのセカンダリ RPA で動作します。
分散コンシステンシー グループにより、レプリケーションされるデータの量に関係なく、非常に高いスループットと IOPS レートを
実現できます。
本番ジャーナル ボリューム
システム デルタ マーキング情報を保持するボリュームです。
本番ボリューム
ホスト アプリケーションによる書き込み対象のボリュームです。本番ボリュームへの書き込みは分割され、一般的に指定されたボ
リュームと RPA の両方に同時に送信されるようになっています。
それぞれの本番ボリュームは、レプリケーション先のレプリカ ボリュームとまったく同じサイズである必要があります。
42 用語集