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RAID 0
パフォーマンス指向のストライピングまたは分散型のデータ マッピングの手法です。均等なサイズのストレージ ブロックがすべ
てのアレイ ディスクに正則で割り当てられます。低いコストを特徴とし、高い I/O パフォーマンスを提供します。追加ディスクは
必要ありません。RAID 0 のメリットは設計がシンプルでインプリメンテーションしやすい点です。
RAID 1
ミラーリングとも呼ばれ、他の RAID 形式よりも長い期間使用されてきました。シンプルでデータ可用性のレベルが高いため、現在
も一般的です。ミラーリング対象のアレイは 2 つ以上のディスクで構成されます。ミラーリング対象アレイの各ディスクは、ユー
ザー データの同一イメージを保持します。RAID 1 はストライピングを行いません。どちらのディスクも同時に読み取りに対応でき
るため、読み取りパフォーマンスが向上します。ライト パフォーマンスは 1 つのディスク ストレージに比べ低下します。RAID 1 で
は、書き込みをすべてのディスク、またはミラーで実行する必要があります。RAID 1 では、読み取り集中型アプリケーション向け
の優れたデータ信頼性が提供されます。
RAID ボリューム
ミラーと呼ばれるデータのコピーであり、ユーザーの現在のロケーションに配置されます。
RDMA(Remote Direct Memory Access)
ネットワークにあるコンピューターが、コンピューターのプロセッサ、キャッシュ、オペレーティング システムを使用せずに、メイ
ン メモリを使用してデータを交換できるようにします。
RecoverPoint クラスタ
レプリケーションの双方で接続されたすべての RecoverPoint アプライアンスを指します。
RecoverPoint サイト
レプリケーションの片方にあるすべての RecoverPoint エンティティを指します。
RPA(RecoverPoint アプライアンス)
ストレージ グループ向けデータ保護のあらゆる局面を管理するハードウェアです。変更の収集、ジャーナル ボリュームのイメージ管
理、イメージ リカバリの実行が含まれます。
RPO(目標復旧時点)
目標復旧時点のことであり、ストレージ システムの障害発生時点と、ストレージ システムがお客様のデータをリカバリできると想
定される過去の時点までの時間のインターバルです。RPO は、障害後にアプリケーションに許容されるデータ消失量の上限でもあ
ります。RPO の値は、使用されるリカバリの手法によって大きく異なります。たとえば、バックアップの RPO は通常、数日間で
あり、非同期レプリケーションでは数分間、ミラーリングまたは同期レプリケーションでは数秒間または即時となります。
RTO(目標復旧時間)
目標復旧時間です。RPO と混同しないでください。RTO はストレージ ソリューションが障害からリカバリし、アプリケーション リ
クエストの処理を開始するまでの予測される期間を指します。RTO は、ストレージ システムの障害によるアプリケーション停止時
間の許容上限でもあります。RTO はストレージ テクノロジーの一機能です。バックアップ システムでは数時間かかることがあり、
リモート レプリケーションでは数分間、ミラーリングでは数秒(またはそれ以下)です。
storage area network (SAN)(ストレージ エリア ネットワーク)
ユーザーのより大きなネットワークに代わり、異なる種類のデータ ストレージ デバイスと関連するデータ サーバーを相互接続する高
速の専用ネットワークまたはサブネットワークです。
SCSI(Small Computer System Interface)
進化している ANSI 標準の電子インターフェイスのセットであり、これまでのインターフェイスと比較して、パーソナル コンピュー
ターが周辺機器(ディスク ドライブ、テープ ドライブ、CD-ROM ドライブ、プリンター、スキャナーなど)とより速く、柔軟な通
信ができるようにします。
SLES
SLES(SUSE Linux Enterprise Server)は、SUSE が提供する Linux ディストリビューションであり、ビジネス市場を対象にしていま
す。
TCL(Tool Command Language)
ラピッド プロトタイプ、およびスクリプトで動作するアプリケーションでよく使用されるスクリプト言語です。
TCP/IP(伝送制御プロトコル/インターネット プロトコル)
プライベート ネットワークおよびインターネットのトラフィックに使用される基本的な通信言語およびプロトコルです。
38 用語集