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ソフトウェアとアップグレード
この章では、metro node ハードウェア上で実行される GeoSynchrony ソフトウェアについて説明します。
トピック:
• Metro node OS
• NDU(無停止アップグレード)
Metro node OS
Metro node OS は、metro node ハードウェア上で実行されるオペレーティング システムです。
Metro node OS には次の特長があります。
● 地理的に分散された環境で可用性が高く堅牢な運用が実現されるよう設計されました
● リアルタイム I/O 運用で駆動
● インテリジェントな「アクセスの局所性」
● AccessAnywhere をサポートするグローバル ディレクトリを提供することを目的にしています
次の表には、metro node OS および AccessAnywhere が提供する機能がまとめられています。
表 4. Metro node OS AccessAnywhere の機能
機能 説明および考慮事項
ストレージ ボリュームのカプセル化 バックエンド アレイ上の LUN は、metro node のインスタンス
にインポートして、元のデータを維持しながら使用することがで
きます。
考慮事項:ストレージ ボリュームは既存のデータをデバイス上
に保持し、メディア保護とバックエンド LUN のデバイス特性を
活用します。
RAID 1 metro node デバイスは、サイト内でミラーリングできます。
考慮事項:ミラー ペア内のデバイスの障害に対処します。
● デバイス再構築では、既存のデバイスから新たに修復される
デバイスへの単純なコピーです。リビルドはできる限りイ
ンクリメンタル形式で行います。
● 必要なデバイス数は、データを格納するために必要な数の 2
倍です(ミラー アレイの実際のストレージ容量は 50%です)。
● RAID 1 デバイスは別のバックエンド アレイ LUN のものを
使用でき、バックエンド アレイの障害に対応する機能を提
供します。
分散 RAID 1 Metro node デバイスは、サイト間でミラーリングできます。
考慮事項:サイトを災害から保護し、地理的に離れた場所の間
でデータを移動することができます。
移行 ボリュームは、他のストレージ システムに無停止で移行するこ
とができます。
考慮事項:移行を利用して、ボリュームのサービス品質(QoS)
を変更したり、テクノロジー更新操作を実行したりします。
グローバルの可視性 ボリュームの物理ストレージがリモートの metro node クラスタ
ーにより提供される、単一の metro node クラスターのボリュー
ムを提示します。
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