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整合性と耐久性
この章では、metro node の高可用性と冗長性の機能が、優れたシステム整合性と耐久性を実現する方法について説明します。
トピック：
• metro node の耐障害性と整合性について
• サイトの分散
• クラスター
• メタデータ ボリューム
• バックアップ メタデータ ボリューム
• ログ ボリューム
• 高可用性と metro node ハードウェア
• Metro node Metro のハードウェア
metro node の耐障害性と整合性について
metro node を導入すると、真の高可用性が実現します。障害が発生しても運用が継続され、データもそのままオンラインで使用す
ることができます。同期距離内（metro node Metro）では、metro node はディザスター リカバリーだけではなく災害回避を提供す
るものと考えられます。
Metro node Metro は、サイト間で共有データへのアクセスを提供します。同じデータ（コピーではない）は同時に 2 か所以上で存
在します。metro node は、コンポーネント障害、サイト障害、サイト間の通信障害に対処し、アプリケーションとデータをオンラ
インで使用できる状態に維持します。Metro node クラスターは、ホスト接続性やメモリー サブシステムなど、ストレージ クラスタ
ー全体のあらゆるサブシステムに発生する単一のハードウェア障害に耐えることができます。サブシステムの 1 か所で障害が発生
しても、データの可用性または整合性には影響しません。
Metro node の冗長性により、フォールト トレランスが実現し、デバイスやハードウェア コンポーネントのどちらかが作動している
限り、システムは継続して稼働します。この高可用性と堅牢なアーキテクチャにより、I/O へのサービスを停止することなく複数の
デバイスとコンポーネントの障害に対応することができます。
I/O を停止しない障害や事例には次が含まれます。
● 予期しないストレージの停止と計画されたストレージの停止
● SAN の停止
● Metro node コンポーネント障害
● Metro node クラスター障害
● データ センターのアウテージ
高可用性を達成するためには、冗長性の高いホスト接続を作成し、マルチパス ドライバーをホストに提供する必要があります。
メモ: フロントエンド ポートまたはダイレクターで障害が発生した場合、metro node クラスターへの物理的な冗長接続がないホ
ストと、マルチパス ソフトウェアがインストールされていないホストでは、データ欠損が起こりやすくなる可能性があります。
サイトの分散
2 個の metro node クラスターが metro node Metro に一緒に接続されている場合、metro node はサイト間の共有データ アクセスを提
供します。Metro node は、コンポーネント障害、サイト障害、サイト間の通信障害に対処し、アプリケーションとデータをオンラ
インで使用できる状態に維持します。
Metro node Metro は、データ センターが停止したり、データ センターへのリンクさえ停止したりする場合でも、別のサイトがホス
ト I/O の処理を継続できるようにします。
次の図では、データ センター B のサイトで障害が発生しても、データ センター A で、I/O の処理は停止することなく継続します。
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