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表 3. データ移動操作のタイプ (続き)
バッチ 移行計画ファイルを使用して、データを移動します。バッチ移
行を作成して、日常的なタスクを自動化します。
● バッチ化されたデバイス移行を使用して、属性が異なるアレ
イへの移行、および metro node Metro 構成のクラスター内ま
たはクラスター間でのデバイスの移行を行います。
テクノロジーの更新
一般的な IT 環境では、新しいストレージ アレイに移行する際に(テクノロジーの更新)、ホストが使用するデータを新しいアレイ
の新しいボリュームにコピーする必要があります。その場合、新しいストレージにアクセスするために、ホストを再構成する必要が
あります。このプロセスでは、ホストのダウンタイムが必要になります。
Metro node により、バックエンドの異機種混在ストレージ アレイをより簡単に交換できます。異機種混在のアレイ間での移行は、
複雑になる可能性があり、追加のソフトウェアや機能が必要になる場合があります。単一環境で異機種混在アレイを統合するのは
困難であり、多様なスキル セットを持つスタッフが必要になります。
metro node がフロントエンドと、バックエンドの冗長構成ファブリックとの間に設置されると、metro node はホストにはターゲッ
トとして、ストレージにはイニシエーターとして認識されます。
metro node ではデータが仮想ボリュームに存在するため、ダウンタイムが発生することなく稼働状態のままで、アレイ間でデータ
のコピーを行うことができます。物理データの再配置は metro node により透過的に実行され、仮想ボリュームはホストに対して、
同じ ID と同じアクセス ポイントを保持するため、ホストを再構成する必要がありません。
次の図では、仮想ディスクがアレイ A とアレイ B のディスクで構成されています。サイト管理者は、アレイ A が古くなっており、
新しいアレイに置き換える必要があると判断しました。アレイ C は、新しいストレージ アレイです。Mobility Central を使用して、
管理者は次の作業を行います。
● アレイ C を、metro node クラスターに追加します。
● 新しいアレイのターゲット エクステントを、古いアレイの各エクステントに割り当てます。
● 移行を実行するように、metro node に指示します。
Metro node はアレイ A からアレイ C にデータのコピーを行いますが、その間ホストは停止することなく、仮想ボリュームへのアク
セスを継続できます。
アレイ A からアレイ C へのコピーが完了すると、アレイ A の使用を停止できます。
Metro node のユース ケース 17