Administrator Guide
Table Of Contents
MOBILITY
ACCESS ANYWHERE
Cluster A Cluster B
Move and relocate VMs, application,
and data over distance
図 5. metro node を使用したデータ移動
ソースおよびターゲットのアレイを同じデータ センター(metro node Local)または最大 10 ミリ秒で分割された別のデータ センター
(metro node Metro)に配置できます。ソース アレイとターゲット アレイを異機種混在にすることができます。
metro node を使用してデータを移動する場合、移動操作の実行中および実行後にデータに元の metro node ボリューム識別子が保持
されます。ボリューム識別子が変わらないので、アプリケーションを切り替える必要がありません。アプリケーションは、データが
別のストレージ アレイに移動された後も、同じデータを使用します。
データ移動の種類は数多くあり、実施する理由もさまざまです。
● ホット ストレージ デバイスからデータを移動する。
● アプリケーションを移動せず、ストレージ デバイス間でデータを移動する。
● ストレージ デバイス間でオペレーティング システム ファイルを移動する。
● データまたはデータベース インスタンスを統合する。
● データベース インスタンスを移動する。
● ストレージ インフラストラクチャを別の物理的な場所に移動する。
metro node を導入すると、データやアプリケーションを移動する準備のために多大な時間やリソースを費やす必要はなくなります。
データ移動アクティビティの一環で、アプリケーションのダウンタイムを計画したり、アプリケーションを再起動したりする必要は
ありません。サイト間の、長距離にわたる移動も瞬時に行うことができ、移動中もデータはオンラインで使用可能です。アウテー
ジやダウンタイムは発生しません。データを移動する前の考慮事項としては、ビジネス インパクト、移動するデータのタイプ、サ
イトの場所、合計データ量、スケジュールがあります。
metro node のデータ移動機能は、災害回避、計画されたアップグレード、または施設の物理的移動時に使用できます。metro node
のモビリティー ジョブは、次のとおりです。
表 3. データ移動操作のタイプ
デバイス デバイス間でデータを移動します(クラスター内またはクラスタ
ー間)。
16 Metro node のユース ケース