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Metro node のユース ケース
この章では、metro node の一般的な機能、メリット、重要なユース ケースについて説明します。
トピック:
• 一般的なユースケースとメリット
• モビリティー
• 可用性
一般的なユースケースとメリット
次の表には、metro node の一般的なユース ケースとメリットがまとめられています。
表 2. metro node の一般的なユース ケースとメリット
一般的なユースケース メリット
モビリティー ● Migration:ユーザーに影響を及ぼすことなくデータとアプリ
ケーションを移動できます。
● Virtual Storage federation:1 か所のデータ センター内およ
び複数のデータ センター間の透過的なモビリティーとアク
セスを実現します。
● Scale-out cluster architecture:予測可能なサービス レベル
を使用して、小規模から始めて拡張していくことができま
す。
可用性 ● Resiliency:1 か所のデータ センター内または複数のデータ
センター間で、ホストに影響を与えずにアレイ全体をミラー
リングします。これにより重要なアプリケーションの可用
性が向上します。
● Distributed cache coherency:クラスター全体および複数
のクラスター間で I/O の共有、バランシング、フェールオー
バーをいつでも可能なときに自動化します。
● Advanced data caching:I/O パフォーマンスを向上させ、
ストレージ アレイの競合を減らすことができます。
すべての metro node 導入環境で、次のことを実行できます。
● バックエンド アレイから metro node エンジンにストレージ ボリュームを提供します。
● ユーザー定義の構成と保護レベルを使用して、metro node の仮想ボリューム階層にストレージ ボリュームを連携します。
● 仮想ボリュームを metro node フロントエンド経由で SAN 内の本番ホストに提供します。
● metro node Metro の場合は、metro node クラスター間の分散キャッシュと I/O のグローバルなブロックレベル ディレクトリーを
提供します。
モビリティー
metro node を使用すると、ホストのアプリケーションがデータへのアクセスを中断することなく、データ センター間でデータを移動
したり、データ センターを移転したり、データを統合したりできます。
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