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ホスト リソースなしで混在プラットフォームのストレージをミラーリングします。
既存のストレージ リソースを活用し、重要なアプリケーションの保護と可用性を向上させます。
metro node Local は単一のデータ センターに導入します。
Metro node Metro
Metro node Metro は、往復時間(RTT)が 10ms 以下のクラスター間リンクで接続された 2 個の metro node クラスターで構成され
ます。metro node Metro:
● 遠距離間でデータやアプリケーションを透過的に再配置して、データ センターを災害から保護します。
1 つの管理インターフェイスで両方のデータ センターのストレージをすべて管理します。
● 2 つ目のサイトにデータをミラーリング。ローカルとほぼ同じ速度でフルアクセス可能になります。
metro node Metro の導入により、1 か所のデータ センター内で次のことができます。
● metro node Local にない他の仮想ストレージ機能を追加できます。
● 可用性が向上します。
Metro のクラスターは最長で 100 km 離れた場所に設置できるため、機器室の両端、別々のフロア、異なる防火ゾーンに設置で
きます。これにより火災発生時にアウテージを回避して、部分的な障害に収めることができます。
metro node Metro の導入により、複数のデータ センター間で次のケースに対応できます。
● モビリティー:2 か所のデータ センター間のアプリケーション ワークロードを再分配する。
● 可用性:データ センターの障害発生時にもアプリケーションが実行されるようにする必要がある。
● 分散:1 か所のデータ センターでは、スペース、電源、冷却装置が不足している。
metro node Metro の仮想ストレージと仮想サーバーの統合により、次のことができます。
● 同期の距離間にある仮想マシンとストレージを透過的に移動できます。
● 異機種混在アレイや複数のサイト全体で使用率と可用性を向上させることができます。
クラスター間の距離は、物理的な距離、ホスト、アプリケーションの要件により制限されます。metro node Metro クラスターには、
IP または Fibre Channel 経由のクラスター間 WAN 通信を有効にするための、追加の I/O モジュールが含まれます。
Metro node ハードウェア プラットフォーム
Metro node ハードウェア プラットフォームは、Dell R640 PowerEdge サーバーをベースにしています。
構成のハイライト
metro node の主要構成は次のとおりです。
● 2 個のハードウェア ノード
● この 2 個のノードは、冗長性を持たせて直接接続されており、管理接続用に Cat6 シールド ケーブルを 2 本使用し、ローカル デ
ータ通信接続用に SFP プラグ付き Dell 直接接続銅線(DAC)ケーブルを 2 本使用しています。
● FE および BE 接続用の 2 個の FC HBA(32 ギガ、2 ポート)。
● 管理サーバーは、metro node ハードウェア上で仮想的に実行されます。各ノードにはパブリック Ethernet ポートがあり、ネット
ワークに接続されると、クラスター管理サービスが提供されます。
12 metro node の紹介