Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム metroノード アプライアンス管理者ガイド
- 目次
- はじめに
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- Cluster Witness
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
表 12. コンシステンシー グループ フィールドの説明 (続き)
プロパティ 説明
● consistency-group add-virtual-volumes :1 個以上の仮想ボリューム
をコンシステンシー グループに追加します。
● consistency-group remove-virtual-volumes :コンシステンシー グル
ープから 1 個以上の仮想ボリュームを削除します。
詳細プロパティ
auto-resume-at-loser クラスターとそのピア クラスター間の接続が回復した際に、デタッチされているク
ラスターでコンシステンシー グループ内のボリュームに対する I/O が自動再開さ
れるかどうかを決定します。
● 分散ボリュームを含むマルチクラスターのコンシステンシー グループにのみ関
係します。
● set コマンドを使用して変更できます。このプロパティを true に設定する
と、ボリュームは(resume-at-loser コマンドを使用する)ユーザー介入な
しで I/O を再開できます。
● true :クラスター間リンクの復元後に、リンクの停止しているクラスター上で
I/O を自動再開します。
● false (デフォルト):クラスター間リンクの復元後に、手動で I/O を再開する
必要があります。
● このプロパティを false に設定したままにすることで、管理者はアプリケーシ
ョンを再起動する時間を得ることができます。そうでないと、ホストのキャッ
シュ内のダーティー データと、優先クラスターがアクティブに書き込みを行っ
ていたディスク上のイメージに整合性がなくなります。このプロパティを
true に設定することで、リンクの停止しているクラスターのアプリケーション
に表示されるデータ ビューが、突然変更されてしまう可能性があります。ほと
んどのアプリケーションでは、このデータ変更が許容されません。ホストがそ
うしたダーティー ページのフラッシュを順番どおりに行っていない場合、デー
タ イメージが破損している可能性があります。
表示専用プロパティ
active-clusters 同期コンシステンシー グループでは、このプロパティが常に空([ ])になります。
operational status このコンシステンシー グループの現在のステータス(このコンシステンシー グル
ープを認識している各クラスターに対するもの)。
● ok :I/O をコンシステンシー グループ内のボリュームで実行できます。
● suspended :コンシステンシー グループ内のボリュームに対する I/O が中断
されています。その理由は operational status: details に示されます。
● degraded :I/O は継続していますが、operational status: details に
示されている他の問題が発生しています。
● unknown :ステータスが不明です。多くの場合、管理接続の喪失が原因です。
operational status: details operational status が ok の場合、このフィールドは空([ ])になります。
そうでない場合は、次のいずれかの追加情報が表示されます。
● cluster-departure :認識されているすべてのクラスターが通信していませ
ん。
● data-safe-failure :1 個のダイレクターで障害が発生しました。最初の障
害が回復する前に 2 回目の障害が発生しない限り、ボリュームはクラッシュコ
ンシステントのままで、この状態が維持されます。
● rebuilding-across-clusters :1 個以上の分散メンバー ボリュームが再構
築されています。そのクラスターにおいて、グループ内の少なくとも 1 個のボ
リュームが古くなっており、再同期されています。この時点でリンクが停止す
ると、コンシステンシー グループ全体が一時停止します。どのクラスターのど
のボリュームが古くなっているかを表示するには、rebuild status コマンド
を使用します。
● rebuilding-within-cluster:このクラスターで 1 件以上のローカル再構築が進行中
です。
● requires-resolve-conflicting-detach :クラスター間リンクの復元後、
2 個のクラスターが互いに分離し、I/O を個別に再開したことを検出しました。
クラスターは、独立したデータ バージョンで I/O 処理を継続しています。
80 コンシステンシー グループ