Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム metroノード アプライアンス管理者ガイド
- 目次
- はじめに
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- Cluster Witness
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
バッチ移行ファイルの変更
バッチ移行ファイルを変更するには、次のいずれかを実行します。
このタスクについて
● batch-migrate create-plan コマンドを使用して同じファイル名を指定し、--force オプションを使用して古い計画を新
しい計画で上書きします。
● 管理サーバーを終了して、/var/log/VPlex/cli/にアクセスします。
テキスト エディター(vi)を使用して、ファイルを編集および保存します。
VPlexcli:/> exit
Connection closed by foreign host.
service@ManagementServer:~> cd /var/log/VPlex/cli/
service@ManagementServer:/var/log/VPlex/cli>
メモ: 移行計画ファイルにコメントを追加するには、「/」で始まる行を追加します。
バッチ移行の開始
転送サイズの概要
転送サイズは、移行を処理する際に使用されるキャッシュ内の領域のサイズです。この領域は、グローバルにロックされ、ソース
では読み取り、ターゲットでは書き込みの対象になります。
転送サイズの最小は 40 K、最大は 128 M であり、4 K の倍数である必要があります。推奨デフォルト値は 128 K です。
転送サイズを大きくすると、移行のパフォーマンスは向上しますが、フロントエンド I/O に悪影響を与える可能性があります。こ
れは、特にメトロ ノード Metro の移行に当てはまります。
転送サイズを小さくすると、移行のパフォーマンスは低下しますが、フロントエンド I/O およびホストのレスポンス タイムに与え
る影響が小さくなります。
データ保護または移行パフォーマンスが優先される場合には、大きい転送サイズを移行に設定します。フロントエンド ストレージ
のレスポンス タイムが優先される場合には、小さい転送サイズを移行に設定します。
転送サイズを指定する際に考慮する必要がある要素は、次のとおりです。
● クラスター間の帯域幅が狭いメトロ ノード Metro 構成では、移行がクラスター間 I/O に影響を与えないように、転送サイズを
小さく設定します。
● 転送サイズによって指定された領域は、移行中にロックされます。この領域を行き来するホスト I/O は維持されます。ホスト
I/O が多い期間中は、転送サイズを小さく設定します。
● データ領域が転送されると、システムにブロードキャストが送信されます。転送サイズが小さいほどブロードキャスト数が増
加し、移行の速度が低下します。
特定のバッチ移行を開始するには、 batch-migrate start コマンドを使用します。
例:
VPlexcli:/> batch-migrate start --file migrate.txt --transfer-size 2M
Started 4 of 4 migrations.
バッチ移行の一時停止/再開(オプション)
アクティブなバッチ移行(開始された移行)は、一時停止して再開することができます。
このタスクについて
アクティブなバッチ移行を一時停止して、ピーク トラフィック時にホスト I/O の帯域幅を解放します。
I/O が少ない時間帯に、バッチ移行を再開します。
52 データ移行