Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム PowerStoreおよびUnity XTメトロ ノード機能向け管理者ガイド
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
- 索引
図 8. グローバルの可視性を持つローカル コンシステンシー グループ
コンシステンシー グループのプロパティ
コンシステンシー グループのプロパティは、コンシステンシー グループ内のすべての仮想ボリュームに適用されます。
すべてのコンシステンシー グループには、I/O の作動を決定する、次の構成可能なプロパティがあります。
● visibility
● Storage-at-clusters
● デタッチルール
● Auto-resume-at-loser
● 仮想ボリューム
可視性
可視性は、コンシステンシー グループを認識するクラスターを制御します。
メモ: コンシステンシー グループの可視性は、デバイスの可視性プロパティとは異なります。デバイスの可視性は local(ロ
ーカル クラスターにのみ表示される)と、global(両方のクラスターに対して表示される)のいずれかに設定できます。すべ
ての分散デバイスは、グローバルの可視性を持っています。
デフォルトでは、コンシステンシー グループが作成されたクラスターに対してのみ、コンシステンシー グループの可視性プロパテ
ィが設定されています。コンシステンシー グループをクラスター 2 上に作成した場合、最初はクラスター 2 上でのみ認識されます。
コンシステンシー グループ内のボリュームの可視性は、コンシステンシー グループの可視性と一致している必要があります。
コンシステンシー グループ内のボリュームの可視性がローカルに設定されている場合、他のクラスターに含めるようコンシステンシ
ー グループの可視性を設定することはできません。たとえば、可視性プロパティが local に設定された「LocalVolume」というボリ
ュームをコンシステンシー グループの「TestCG」に追加した場合、「TestCG」の可視性を、他のクラスターを含めるように変更するこ
とはできません。
一般的に、可視性は次の 3 種類あるオプションのいずれかに設定されています。
● ローカル クラスターに対してローカルのボリュームのみを含むようにコンシステンシー グループを構成する。
コンシステンシー グループ 63