Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム PowerStoreおよびUnity XTメトロ ノード機能向け管理者ガイド
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
- 索引
ストレージのプロビジョニング
この章では、メトロ ノードの統合ストレージ プロビジョニングを使用したストレージのプロビジョニング方法を説明します。
トピック:
• プロビジョニングの概要
• EZ プロビジョニングを使用したストレージ プロビジョニング
• 仮想ボリュームのシン特性の変更
プロビジョニングの概要
メトロ ノードの使用を開始するには、ストレージのプロビジョニングを行い、ホストがストレージにアクセスできるようにする必
要があります。メトロ ノードでストレージのプロビジョニングを行う方法は 3 種類あります。
● EZ プロビジョニング
● 高度なプロビジョニング
メモ: Dell EMC は、メトロ ノード Unisphere GUI を使用したストレージのプロビジョニングを推奨しています。
EZ プロビジョニングを使用したストレージ プロビジョニ
ング
EZ プロビジョニングは、メトロ ノード向けの Unisphere でのみ使用できる簡単なプロビジョニング メソッドです。EZ プロビジョ
ニングは、選択したストレージ ボリュームに対する 1 対 1 のマッピングで仮想ボリュームを作成します。EZ プロビジョニングを使
用すると、ストレージ ボリュームの全容量を使用する仮想ボリュームを作成できます。
EZ プロビジョニングではストレージ アレイを選択し、それらを使用、保護、ホストに提示する方法を定義します。EZ プロビジョ
ニングを使用してストレージのプロビジョニングを行うには、次の手順を実行します。
1. メトロ ノード ストレージにアクセスをするイニシエーターを登録します。
2. 仮想ボリューム、イニシエーター、メトロ ノード ポートを含むストレージ ビューを作成して、仮想ボリュームへのホスト アクセ
スを制御します。
3. ストレージ アレイとストレージ ボリュームを選択して、仮想ボリュームを作成します。
EZ プロビジョニングを使用したストレージ プロビジョニングの詳細については、メトロ ノード向け Unisphere のオンライン ヘル
プを参照してください。
メモ: メトロ ノード CLI では、storage-tool compose コマンドを使用して特定のストレージボリューム上に仮想ボリューム
を作成し、必要に応じて、中間のエクステント、ローカル、分散デバイスすべてを構築できます。このコマンドの使用方法に
関する詳細については、
メトロ
ノ
ー
ド向けの
CLI
リファレンス
ガイド
を参照してください。
仮想ボリュームのシン特性の変更
メトロ ノードは、ホスト イニシエーターに対して、thin-enabled オプションが true(enabled)に設定されるまでボリュームをシ
ンとして報告しません。この値は、作成プロセスの中で true に設定することができます。手順については、「シン有効仮想ボリュー
ムの作成」を参照してください。仮想ボリュームの thin-enabled の値を true に設定できるのは、そのボリュームがシンに対応し
ている場合のみです。thin-enabled 属性の値を true または false に変更するには、set コマンドを使用します。値を true に設定
すると thin-enabled 属性が有効になり、値を false に設定すると thin-enabled は無効になります。仮想ボリュームの作動を
変更した後は、ホストで特定のアクション(再スキャンなど)を実行して変更された作動を検出する必要があります。
VPlexcli:/clusters/cluster-2/virtual-volumes/XtremIO_LUN_1_vol> set thin-enabled true
VPlexcli:/clusters/cluster-2/virtual-volumes/XtremIO_LUN_1_vol> ls
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