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サーバー上で検出された RAID プロファイルに基づいて設定ルールを適用することもできます。これによっ
て、検出されたハードウェアが同一の場合であっても、異なるサーバーに異なる設定を定義できます。
Array Builder を使用した RAID プロファイルの作成
RAID プロファイルを作成するには、次の手順を実行します。
既存のプロファイルをインポートし、Array Builder を使用して設定を変更することもできます。プロファイ
ルのインポートの詳細については、プロファイルのインポート」を参照してください。
1. System Viewer ユーティリティを起動し、RAID ConfigurationRAID 設定)Create RAID Profile
RAID
プロファイルの作成) をクリックします。
Array Builder を起動すると、デフォルトの内蔵コントローラが作成されます。
2. Configuration rule name(設定ルール名)フィールドに設定ルール名を入力します。
3. ドロップダウンメニューから Error handling rule(エラー処理ルール)を選択します。次のルールを選
択できます。
Fail the task if any controller does not match a configuration rule(設定ルールに一致しないコン
トローラがあればタスクを失敗させる) - 検出されたコントローラのいずれかがルールに従って設定
できない場合は失敗を報告します。
Fail the task only if the first controller does not match a configuration rule(最初のコントローラ
が設定ルールに一致しない場合にのみタスクを失敗させる) - 最初に検出されたコントローラ(通
常、内蔵コントローラ)がルールに従って設定できない場合に失敗を報告します。
Fail the task only if none of the array controllers match a configuration rule(設定ルールに一致
するアレイコントローラがない場合にのみタスクを失敗させる) - システム内のすべてのコントロー
ラがルールに一致しない場合(つまり、どのコントローラも設定されていない場合)にのみ失敗を報
告します。このルールは、
RAID を設定するのに十分なディスクがコントローラにない場合も失敗し
ます。
4. 次の操作が可能です。
新しいコントローラを追加してそれらのルールを定義するか、デフォルトのコントローラを編集して
ルールを定義します。詳細については、コントローラ」を参照してください。
デフォルトのコントローラまたは追加したコントローラの変数条件を追加または編集します。詳細
については、変数条件」を参照してください。
必要な場合は、変数条件から新しいアレイを作成します。詳細については、アレイ」を参照してく
ださい。
アレイを作成し、そのアレイに追加のディスク、ホットスペア、またはグローバルホットスペアを追
加できます。
5. Save(保存)をクリックして、プロファイルを .XML ファイルとして保存します。
既存のプロファイルをインポートし、Array Builder を使用して設定を変更することもできます。プロファイ
ルのインポートの詳細については、
プロファイルのインポート」を参照してください。
Array Builder の作成について
Configuration Manager DLCI でのオペレーティングシステム導入の一貫として Array Builder を使用し
て作成した RAID プロファイルを使用する場合は、サーバー上の既存のコントローラと、各コントローラに
接続されたディスクが検出されます。次に、ユーティリティが検出した物理的な構成と、構成ルールで定義
した論理的な構成の照合が試行されます。これらのアレイ構成ルールは、アレイコントローラがどのように
構成されるかを視覚化できるグラフィカル論理レイアウトを使用して定義されます。ルールは、
Array
Builder ツリーに表示された順序で処理されるため、ルールの優先順位を正確に把握できます。
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