Users Guide

システムの部品交換プロパティの設定
部品交換機能を使用すると、システム内で新たに交換されたコンポーネントのファームウェアまたは設定、
あるいはその両方を自動的にアップデートし、元の部品のものと一致させることができます。新たに交換さ
れるコンポーネントは、PowerEdge RAID コントローラ、NIC、電源装置などです。この機能は、Lifecycle
Controller ではデフォルトで無効になり、必要に応じて Dell Lifecycle Controller Integration を使用して有効にす
ることができます。これはライセンスが付与された機能であり、Dell vFlash SD カードを必要とします。
システムの部品交換プロパティを設定するには、System Viewer ユーティリティを使用します。
部品交換プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
1. System Viewer ユーティリティで、Platform Restore(プラットフォームの復元)を選択します。
ユーティリティは、PowerEdge 11G サーバーの場合にシステムの Lifecycle Controller 上の Dell vFlash SD
ードの有効なライセンスをチェックし、PowerEdge 12G サーバーの場合にエンタープライズライセンスを
チェックします。有効なライセンスが存在する場合は、Platform Restore(プラットフォームの復元)画
面が表示されます。
2. Platform Restore(プラットフォームの復元)画面で、Configure Part Replacement(部品交換の設定 オプシ
ョンを選択し、Next(次へ)をクリックします。
部品交換属性が表示されます。
3. 次の表に示されたプロパティのオプションを選択します。
7. プロパティとオプション
プロパティ オプション
起動時のシステムインベントリの収集(CSIOR
Disabled(無効化)交換された部品の CSIOR
無効にします。
Enable(有効化) 交換された部品の CSIOR
有効にします。
Do Not Change(変更しない):デフォルト設定
をそのまま維持します。
部品ファームウェアアップデート
Disabled(無効化)交換された部品のファーム
ウェアアップデートを無効にします。
Allow version upgrade only(バージョンアップグ
レードのみ許可):新しい部品のファームウェ
アバージョンが元の部品より古い場合に、交換
部品に対してファームウェアアップデートを
行います。
Match firmware of replaced part(交換部品のファ
ームウェアを一致させる):交換部品のファー
ムウェアを元の部品のバージョンにアップデ
ートします。
Do Not Change(変更しない):デフォルトの設
定を保持します。
部品設定のアップデート
Disabled(無効化)現在の設定を交換部品に適
用する操作を無効にします。
Apply always:(常に適用)現在の設定を交換部
品に適用します。
Apply only if firmware matches(ファームウェア
が一致する場合のみ適用):現在のファームウ
ェアが交換部品のファームウェアと一致する
場合のみ、現在の設定を適用します。
Do Not Change(変更しない):デフォルト設定
をそのまま維持します。
67