Users Guide
管理対象システムのシステム要件
管理対象システムとは、アプライアンスを使用して管理されるシステムのことです。アプライアンスで管理対象システムを
検出する場合、システム要件は次のとおりです。
•
第 11、第 12、および第 13 世代の Dell PowerEdge サーバーの場合、アプライアンスはモジュラー型およびモノリシック型
のサーバーモデルをサポートします。
• ソース設定と宛先設定については、同じタイプのディスク(ソリッドステートドライブ(SSD)のみ、SAS またはシリア
ル
ATA(SATA)ドライブのみ)を使用してください。
• ハードウェアプロファイルの RAID クローニングを正常に行うため、宛先ディスクシステムでは、ソースに存在するディ
スクのサイズまたは数と同じ、またはそれらを超えるサイズまたは数のディスクを使用します。
• RAID スライスされた仮想ディスクはサポートされていません。
• 共有 LOM 装備の iDRAC はサポートされていません。
• UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)起動モードはサポートされていません。
• 外部コントローラ上の RAID 構成はサポートされていません。
• 管理対象システムで Collect System Inventory on Restart(CSIOR)を有効にします。詳細については、「管理対象システム
での CSIOR の有効化」を参照してください。
管理対象システムでの CSIOR の有効化
第 12 および第 13 世代の Dell PowerEdge サーバーに対して CSIOR を有効にするには、次の手順を実行します。
1. POST 中に F2 を押して セットアップユーティリティ を起動します。
2. iDRAC 設定 を選択し、Lifecycle Controller をクリックします。
3. Collect system inventory on Restart (CISOR) に対して、オプションを Enabled(有効)に設定します。
第 11 世代の PowerEdge サーバーに対して CSIOR を有効にするには、次の手順を実行します。
1. システムを再起動します。
2. パワーオンセルフテスト(POST)中に iDRAC ユーティリティを起動するよう求めるプロンプトが表示されたら、CTRL
+ E を押します。
3. 使用可能なオプションから、System Services(システムサービス)を選択し、Enter を押します。
4. Collect System Inventory on Restart を選択し、右または下矢印キーを押して 有効 に設定します。
自動検出を使用したサーバーの検出
Dell サーバーをネットワークに接続し、サーバーの電源をオンにして、DLCI アプライアンスによるサーバーの自動検出を行
います。アプライアンスは
iDRAC の Remote Enablement 機能を使用して、未割り当ての Dell サーバーを自動検出します。ア
プライアンスはプロビジョニングサーバーとして機能し、Dell サーバーの自動検出には iDRAC 参照を使用します。
Dell サーバーでの自動検出を実行するには、次の手順を実行します。
1. アプライアンスで、Dell サーバー用のデバイスタイプ資格情報プロファイルを作成します(iDRAC 資格情報を指定して、
それにデフォルトとしてマークを付けます
)。詳細については、「資格情報プロファイルの作成」を参照してください。
2. 自動検出する Dell サーバーで、次の手順を実行します。
a. iDRAC 内の既存の管理者アカウントを無効にします。
b. iDRAC 設定の Remote Enablement で、自動検出を有効にします。
c. 自動検出を有効にした後、プロビジョニングサーバー(DLCI アプライアンス)の IP アドレスを使用してサーバーを
再起動します。
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