Users Guide
SC2012 VMM 用 DLCI は、OEM サーバーまたは再ブランドサーバーをサポートしていません。
管理下システムのシステム要件
管理下システムは、 SC 2012 VMM 用 DLCI アプライアンスを使用して管理されるシステムです。管理対象
システムには、Microsoft Hyper-V を含めることができます。システム要件は次のとおりです。
• Dell PowerEdge 第 13 世代サーバーについては、SC 2012 VMM 用 DLCI は、モノリシックサーバーモデ
ルのみをサポートします。
• ソースプロファイルおよび宛先プロファイルでは同じタイプのディスクが使用されていること。システ
ム上に SAS ドライブのみまたは SATA ドライブのみです。
• ハードウェアプロファイルの RAID クローンを正常に実行するため、宛先システムのディスクは同等また
はそれ以上のサイズで、同じかそれ以上の個数のディスクになっている。
• RAID スライスされた仮想ディスクはサポートされていません。
• iDRAC と共有 LAN On Motherboard(LOM)はサポートされていません。
• UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)起動モードはサポートされていません。
• 外部コントローラ上の RAID 構成はサポートされていません。
• 管理下システムで、起動時にシステムインベントリを収集(CSIOR)を有効にする。詳細に関しては、「タ
ーゲットサーバーの設定」を参照してください。
ターゲットサーバーの設定
SC2012 VMM 用 DLCI アプライアンスは、ターゲットサーバーとして第 13 世代の Dell PowerEdge サーバー
をサポートしています。各サーバーの iDRAC 設定で、CSIOR(再起動時のシステムインベントリの収集)
を有効にします。
CSIOR を Dell サーバーで有効にするには、以下を行います。
1. POST 中に <F2> を押して セットアップユーティリティ を起動します。
2. iDRAC 設定 を選択し、Lifecycle Controller をクリックします。
3. CSIOR(再起動時のシステムインベントリの収集) の場合は、値を 有効 に設定します。
自動検出を使用した未割り当てサーバーの検出
SC2012 VMM 用 DLCI は、iDRAC のリモート有効化機能を使用して未割り当ての Dell サーバーを自動検出
します。SC2012 VMM 用 DLCI アプライアンスはプロビジョニングサーバーとして機能し、iDRAC のリファ
レンスを使用して、Dell サーバーを自動検出します。
次の準備を完了した後で、Dell サーバーの自動検出を開始します。
• 資格情報プロファイルを作成し、Dell サーバーの iDRAC 資格情報を指定します。詳細に関しては、「資格
情報プロファイルの作成」を参照してください。
資格情報プロファイルを作成せず、デフォルトの資格情報を使用できない場合は、自動検出中に、デフォ
ルトの iDRAC 工場出荷時設定のユーザー ID(root)と、パスワード(calvin)が使用されます。
• iDRAC 内の既存の管理者アカウントを無効にします。
Dell サーバーを自動検出するには、次の手順を実行します。
1. Dell サーバーの iDRAC 設定にあるリモート有効化設定で、自動検出を有効にします。
2. 自動検出を有効にした後、プロビジョニングサーバー(DLCI アプライアンス)の IP アドレスを使用し
てサーバーを再起動します。
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