Users Guide
クは、複数のツールとメディアフォーマットだけでなく、ドライバやファームウェアといったツールの Web
での検索も必要としていました。この従来のデリバリーモデルは、時間の非効率的な使用、エラーの可能性、
およびセキュリティリスクの可能性を生じる結果となっていました。Lifecycle Controller-Remote Services はこ
れらのシステム管理問題すべてに対応します。
Lifecycle Controller のライセンス可能機能
Web Services for Management(WSMAN)ライセンスと権限仕様は、Lifecycle Controller 2.0 装備の Integrated Dell
Remote Access Controller(iDRAC7)によって提供される WSMAN API を使用するために必要なライセンスと権
限情報のすべてを包含しています。
この情報は、Dell PowerEdge 第 11 世代からは Integrated Dell Remote Access Controller、つまり iDRAC(Express
ライセンス、Enterprise ライセンス、および vFlash SD カード機能)の一部として提供されていました。第 12
世代サーバーでは、vFlash 機能は iDRAC 7 Enterprise ライセンスに付属しており、Lifecycle Controller 2 以降では
vFlash のために別途ライセンスを取得する必要がありません。デルの第 12 世代サーバーは Express または
Enterprise ライセンスのみを使用します。
Lifecycle Controller 管理機能は、管理機能または機能性それぞれについての包括的な詳細を提供する Dell
Common Information Model(DCIM)プロファイル仕様によって明確な分野に分割、および表現されています。
これらの機能は無料、部分的にライセンス対象、または完全にライセンス対象である場合があります。さら
に、機能へのアクセス性は WSMAN 要求と共に提供される資格情報で定義され、管理者または読み取り専用
アクセスなどの、ユーザー割り当ての権限資格情報にマップされます。
Web Service API とは
Web Services-Management(WSMAN)は、Distributed Management Task Force(DMTF)のオープン標準で、サ
ーバー、デバイス、アプリケーションおよびさまざまな Web サービスを管理するための Simple Object Access
Protocol (SOAP)ベースのプロトコルです。WSMAN は、システムが IT インフラストラクチャ全体にアクセ
スして管理情報を交換するための共通方法を提供します。
DMTF は、企業 IT 環境におけるシステム管理用の標準を開発、維持、および促進する業界組織です。DMTF デ
ータモデルは複雑で、ユーザー名とパスワードの指定、またはユーザーアカウントに対する管理者権限の付
与などの簡単な操作を行うために複数のトランザクションが必要となります。これらのトランザクション数
を削減するため、Lifecycle Controller は、属性モデルをベースとしたデル管理用データモデルも提供します。
どこから Lifecycle Controller API を使用できますか?
Lifecycle Controller-Remote Services は、コンソールがリモートに設置されているサーバーのためのベアメタル
プロビジョニングや 1 対多のオペレーティングシステム展開などを統合することを可能にする標準ベースの
インタフェースです。デルの Lifecycle Controller は、Lifecycle Controller GUI と Lifecycle Controller-Remote
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