Users Guide
自動検出
iDRAC の自動検出機能は、新しく設置されたサーバーがプロビジョニングサーバーをホストするリモート管
理コンソールを自動的に検出することを可能にします。プロビジョニングサーバーは、管理コンソールが新
しく設置された管理下システムを検出および管理できるように、iDRAC にカスタム管理ユーザー資格情報を
提供します。
自動検出機能が有効化された Dell システム(工場出荷時のデフォルトは「無効」)をご注文いただいた場合、
iDRAC は DHCP が有効化され、ユーザーアカウントが無効化された状態で出荷されます。自動検出機能が無効
化されている場合は、手動でこの機能を有効化し、iDRAC7 設定 ユーティリティを使用してデフォルトの管理
アカウントを無効化できます。iDRAC 設定ユーティリティの詳細に関しては、『iDRAC7
ユーザーズガイド』を
参照してください。
自動検出の詳細については、Dell TechCenter にある『Lifecycle
Controller 管理』プロファイル文書を参照して
ください。
ジョブ管理
Lifecycle Controller には、「ジョブ」と呼ばれるシステム管理タスクの作成、スケジュール、トラッキング、お
よび管理を行う機能があります。
単一ジョブまたは一連のジョブは、直ちに実行することも、または後に実行するようスケジュールすること
もできます。複数のジョブは、ジョブの実行順に表示されます。スケジュールされた開始時刻にシステムを
再起動する必要がある場合は、再起動ジョブをリストに追加するようにしてください。
Remote Services は Lifecycle Controller ジョブを管理するために次の機能を提供します。
• ジョブの作成 — 設定を適用するために特定の種類のジョブを作成します。
• ジョブおよびジョブキューのスケジュール — SetupJobQueue() メソッドを使って、複数のジョブを 1 度の
再起動で実行します。開始時刻を設定しないでジョブを作成した場合、SetupJobQueue() メソッドを使っ
て実行のスケジュールと順序を設定します。ジョブが指定された時刻における実行のためにセットアッ
プされます。
• ジョブの削除 — 指定した既存のジョブを削除、またはすべてのジョブを一括削除します。
• すべてのジョブの報告 — 単一コマンドを使ってすべてのジョブを報告します。
• スケジュールされたジョブの報告 — JobStatus = Scheduled の選択フィルタを使用して、スケジュールされ
たすべてのジョブのレポートを生成します。
ジョブタイプ
ジョブにはシステムによって作成されたジョブ(黙示的)とユーザーが作成したジョブ(明示的)の 2 種類
があります。
• システム作成ジョブは、特定の Remote Service タスクを実行するときに作成されます。例えば、ハードウ
ェアインベントリのエクスポート、ライセンスのエクスポート、持続ストレージパーティションの作成な
どの Remote Services の機能はジョブを作成し、ジョブ ID を返します。ジョブステータスのポーリングは、
タスクの完了ステータスを特定します。
• CreateTargetedConfigJob、CreateRebootJob、および InstallFromURI などのユーザー作成ジョブは、RAID、
NIC、および BIOS などにユーザー設定を適用するために使用します。ユーザー作成ジョブは即時に実行す
るか、または決められた時間に実行するようにスケジュールすることができます。
表
1. システムおよびユーザー作成のジョブ
システム作成のジョブ ユーザー作成のジョブ
• 工場出荷時設定のエクスポート
• ハードウェアインベントリのエクスポート
• RAID 設定
• BIOS 設定
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