Users Guide

外部設定を含む物理ディスクドライブ上のすべてのデータを削除するには、外部設定のクリア をクリッ
クします。このオプションは、外部設定を含むハードディスクドライブ容量を削除し、新しい仮想ドライ
ブで使用できるようにします。
オプションのひとつを選択した後、 次へ をクリックします。
現在の RAID 設定の表示
現在の RAID 設定の表示とコントローラの選択 ページは、システムに接続された対応 RAID コントローラ上に
すでに設定されているすべての仮想ディスクの属性を表示します。これには 2 つのオプションがあります。
既存の仮想ディスクを変更せずに受け入れます。このオプションを選択するには、戻る をクリックしま
す。既存の仮想ディスクにオペレーティングシステムをインストールする必要がある場合、仮想ディスク
のサイズと
RAID レベルが正しいことを確認してください。
RAID 設定 ウィザードを使用して、既存仮想ディスクをすべて削除し、新しい起動デバイスとして使用す
る新規の仮想ディスクを 1 つだけ作成します。このオプションを選択する場合は、次へ をクリックしま
す。
メモ: RAID 0 は、データ冗長性およびホットスペアを提供しません。他の RAID レベルはデータ冗長
性を提供し、ディスクドライブ障害時のデータの再構築が可能になります。
メモ: Lifecycle Controller を使用して作成できるのは 1 つの仮想ディスクのみです。複数の仮想ディ
スクを作成するには、オプション ROM を使用します。オプション ROM にアクセスするには、起動
中または Power-on Self-testPOST)中に <Ctrl + R> を押します。
RAID コントローラの選択
現在の RAID 設定の表示とコントローラの選択 ページには、システムに接続されている対応 RAID コントロー
ラのすべてが表示されます。仮想ディスクを作成する RAID コントローラを選択して、次へ をクリックしま
す。
RAID レベルの選択
仮想ディスクの RAID レベル を選択します。
RAID 0複数の物理ディスク全体にデータをストライプします。RAID 0 は、冗長データを保持しません。
RAID 0 仮想ディスクで 1 台の物理ディスクが故障すると、データを再構築する方策はありません。RAID 0
は、冗長性なしで、良好な読み取りおよび書き込みパフォーマンスを提供します。
RAID 1 — 1 つの物理ディスクから別の物理ディスクにデータのミラーまたは複製を行います。 1 台の物
理ディスクが故障すると、ミラーのもう一方からのデータを使用してデータを再構築することができま
す。RAID 1 は、良好なデータ冗長性を持ち、良好な読み取りパフォーマンスと平均的な書き込みパフォー
マンスを提供します。
RAID 5複数の物理ディスク全体にデータをストライプし、パリティ情報を使用して冗長データを維持
します。 1 台の物理ディスクが故障した場合、パリティ情報を使ってデータを再構築することができま
す。RAID 5 は、良好なデータ冗長性および良好な読み取りパフォーマンスを提供しますが、書き込みパフ
ォーマンスは遅くなります。
RAID 6複数の物理ディスク全体にデータをストライプし、2 つのパリティ情報を使用することによっ
て、さらなるデータ冗長性を提供します。1 台または 2 台の物理ディスクが故障した場合、パリティ情報
を使ってデータを再構築することができます。RAID 6 は、良好なデータ冗長性および良好な読み取りパフ
ォーマンスを提供しますが、書き込みパフォーマンスは遅くなります。
RAID 10ミラー化された物理ディスクとデータストライピングの組み合わせです。1 台の物理ディスク
が故障した場合、データはミラー化されたデータを使って再構築できます。RAID 10 は、良好なデータ冗
長性をもち、良好な読み取りおよび書き込みパフォーマンスを提供します。
RAID 50複数の RAID 5 セットを 単一のアレイで使用するデュアルレベルアレイです。RAID 5 のそれぞ
れで 1 台の物理ディスクが故障しても全アレイでのデータ損失は発生しません。RAID 50 では書き込みパ
フォーマンスが向上されますが、物理ディスクが故障し、再構築が実行されるときには、パフォーマンス
が低下し、データまたはプログラムアクセスが遅くなり、アレイの転送速度が影響を受けます。
RAID 60 — RAID 0 の単純ブロックレベルストライピングと RAID 6 の分散ダブルパリティの組み合わせで
す。RAID 60 を使用するには、システムには少なくとも 8 台の物理ディスクが必要になります。1 つの
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