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復元後のシナリオ
• 次の操作が実行されます。
– システムの電源がオンの場合、オフになります。オペレーティングシステムが実行中の場合
は、
正常なシャットダウンが試行されます。正常にシャットダウンできない場合は、15 分後
に強制シャットダウンが実行されます。
– システムが Lifecycle Controller の内容をすべて復元します。
– システムの電源がオンになり、サポートされるデバイス(BIOS、ストレージコントローラ、お
よびアドイン NIC カード)にファームウェア復元を行うタスクを実行するため、Lifecycle
Controller で起動します。
– システムが再起動し、Lifecycle Controller が起動して、サポートされるデバイス(BIOS、ストレ
ージコントローラ、およびアドイン NIC カード)のファームウェアの検証、設定の復元を行う
ためのタスクが実行されます。さらに、実行されたすべてのタスクの最終的な検証が行われま
す。
– システム電源がオフになり、iDRAC 設定およびファームウェア復元が行われます。完了後、
iDRAC がリセットされて、システムの電源がオンになります。
– システム電源がオンになり、復元処理が完了します。復元処理の全エントリについては、iDRAC
ログまたはライフサイクルログを確認してください。
• インポート後、Lifecycle Controller GUI からライフサイクルログをチェック、または WS-Management を
使用して LC ログをネットワーク共有にエクスポートします。ログには、BIOS、ストレージコントロ
ーラ、LOM、およびアドイン NIC カード(サポートされる場合)の設定およびファームウェアアップ
デートに関するエントリが収められています。これらの各デバイスに対して複数のエントリが存在
する場合は、そのエントリ数は、Remote Services が復元を試行した回数と同じになります。
復元後のシナリオの機能とシステム動作
• インポート中は、Lifecycle Controller は利用できません。
• インポートにより、バックアップされた内容がすべて復元されます。
• インポートは、サーバーの設定に応じて最長 60 分かかる場合があります。
• インポートは、診断およびドライバパックの情報を復元しません。
• インポートは、デフォルトで現在の仮想ディスク設定を維持します。
メモ: 現在の仮想ディスク設定を削除して、バックアップイメージファイルからの設定を復元したい場合
は、値を 0 にした PreserveVDConfig パラメータを使用します。これは、バックアップ時の仮想ディ
スクの内容(たとえば、オペレーティングシステム)は復元せず、空の仮想ディスクの作成と属性の設
定のみが行われます。
• タスクの実行中、追加の再起動が行われます。これは、システムがタスクの再実行を試行するデバイ
スの設定を行おうとしているためです。どのデバイスが失敗したかに関する情報は、ログを確認して
ください。
• iDRAC ユーザーが RestoreImage() メソッドを呼び出すには、サーバーコマンドの実行権限を持っている
必要があります。
• コントローラは、仮想ディスクがない場合でもグローバルホットスペアの作成を許可しますが、これ
らはシステムの再起動後に削除されます。仮想ディスクなしでホットスペアを作成した場合、SAS コ
ントローラ上で復元操作が試行され、復元が可能でない場合にはエラーが報告されます。サポートさ
れていない RAID レベルが使用されている場合は、SAS コントローラ上での復元操作が失敗すること
があります。
•
サーバープロファイルのインポート後は、現在インストールされているファームウェアのバージョン
がロールバックバージョンとなります。
例 1:現在インストールされている BIOS ファームウェアのバージョンが 2.2 で、エクスポート時にバ
ージョン 2.1 がインストールされました。インポート後、バージョン 2.1 がインストールされているバ
ージョンとなり、2.2 がロールバックバージョンとなります。
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