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ファームウェアインベントリの取得
Dell Software Inventory プロファイルは、サーバーにインストール済み、またはインストール可能なファーム
ウェアと埋め込みソフトウェアのバージョンを表す Dell CIM データモデル拡張を定義します。ファームウェ
アインベントリには、WS-Management Web サービスプロトコルを使用してアクセスできます。
メモ: 過去に取り付けられ、その後取り外されたハードウェアに DCIM_SoftwareIdentity インスタ
ンスが存在する場合もあります。CSIOR が実行されていない場合、そのようなインスタンスは 使用可
としてリストされます。
Windows WS-Management を使用してファームウェアインベントリを取得するには、次の手順を実行してくだ
さい。
1. DCIM_SoftwareIdentity クラスを列挙して、システムのインベントリを取得します。
インベントリは、インストール済みおよび使用可能な CIM インスタンスとして収集されます。
メモ: システムのファームウェアと組み込みソフトウェアのインベントリは、システム管理者権限または
サーバーコマンドの実行権限を持つユーザーが取得できます。
メモ: インベントリのインスタンスは、システムオフまたはシステムオンの両方の状態でシステムから取
得されます。
コンポーネントに現在インストールされているソフトウェアは、インストール済みソフトウェア
インスタンス
としてリストされます。このインスタンスのステータス値は インストール済み
して表現されます。
持続的なストレージで利用できるソフトウェアは、利用可能なソフトウェアインスタンスとして
リストされます。このインスタンスの主なプロパティ値である InstanceID は、DCIM:
AVAILABLE :<COMPONENTTYPE> :< COMPONENTID> :<Version> として表現され、同インスタンスの
ステータス値は「利用可能」となります。現在インストールされているソフトウェアのインスタ
ンスも、利用可能なソフトウェアのインスタンスとして表現されます。
2.
インベントリのインスタンスは、アップデートおよびロールバック操作のための入力値を提供します。
アップデート操作を実行するには、インストール済みインスタンスである
DCIM: INSTALLED :<
comptype> :< compid> :< version> から InstanceID 値を選択します。ロールバック処理の場合は、利用可能
なインスタンスの
DCIM:AVAILABLE:<comptype>:<compid>:<version> から InstanceID 値を選択します。
InstanceID 値は編集できません。
メモ: 利用可能なソフトウェアインスタンス バージョン文字列 のプロパティ値が、インストール済み
ソフトウェアインスタンス と同じ場合は、ロールバック操作にその利用可能なソフトウェアインスタン
スの InstanceID 値を使用しないでください。
リモートスケジュールのタイプ
スケジュールには 2 つの方法があります。
即時アップデート
スケジュール指定アップデート
即時アップデート
コンポーネントファームウェアを即座にアップデートするには、開始時間を TIME_NOW にして、アップデー
トと再起動ジョブをスケジュールします。Lifecycle Controller、診断、および OS ドライバパックなどの
Lifecycle Controller コンポーネントへのアップデートには、再起動やアップデートのスケジュールは不要です。
これらのコンポーネントのアップデートは即座に行われます。
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