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リモートアップデート
リモートアップデートおよびファームウェアインベントリ機能を使用して、オペレーティングシステムに依
存しないアップデートを実行し、ファームウェアインベントリを取得します。
リモートアップデートの使用
帯域外アップデートまたはオペレーティングシステムに依存しないプラットフォームアップデートとしても
知られるリモートアップデートでは、オペレーティングシステムの状態に関係なく、システムをアップデー
トできます。ファームウェアアップデートは、システム状態(電源がオンまたはオフ)に関係なく開始でき
ます。
オペレーティングシステムに依存しないプラットフォームアップデートでは、システムでオペレーティング
システムが稼動している必要はありません。アップデートを実行するために、
Lifecycle Controller システムサ
ービスからの正常な再起動またはパワーサイクル再起動と共に同時に複数のアップデートをスケジュールで
きます。アップデートは BIOS の中間再起動を伴う場合がありますが、アップデートが完了するまでは、
Lifecycle Controller がそれらを自動的に処理します。
この機能は、次の 2 通りのアップデート方法をサポートしています。
URIUniform Resource Identifier)からのインストールこの方法では、URI を使用したホストプラッ
トフォームへのソフトウェアのインストールまたはアップデートの WS-Management 要求を可能にし
ます。URI は、ネットワーク上のリソースの識別および名前付けに使用される文字列で構成されます。
URI は、Lifecycle Controller にダウンロードしてインストールできる Dell アップデートパッケージイメ
ージのネットワーク上の場所を指定するために使用します。
ソフトウェア ID からのインストールこの方法では、Lifecycle Controller で既に使用可能なバージョ
ンへのアップデートまたはロールバックができます。
リモートアップデートには、WS-Management 対応のアプリケーション、スクリプト、またはコマンドライン
ユーティリティを使用できます。アプリケーションやスクリプトは、リモートアップデートインタフェース
メソッドの 1 つを使用して WS-Management 呼び出しメソッド要求を実行します。実行後、iDRAC はネットワ
ーク共有(ローカルネットワーク共有、CIFSNFSFTPTFTPhttpURI からファームウェアをダウンロー
ドし、指定した時間に、指定した正常、パワーサイクル、または強制システム再起動タイプを活用してアッ
プデートが実行されるようにステージングします。
メモ: システムのドライバパックでリモートアップデートを実行すると、現在のドライバパックが置き換
えられます。置き換えられたドライバパックは、使用できなくなります。
メモ: 英数字のパス名のみがサポートされます。
対応デバイス
リモートアップデートは、次のデバイスおよびコンポーネントでサポートされています。
iDRAC7
RAID シリーズ 6 および 7
NICLOMNDC、および CNABroadcomIntel、および QLogic
電源装置
BIOS
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