Users Guide

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RAID 設定の管理
RAID 設定機能を使用して、システムに取り付けられている RAID コントローラ、物理ディスク、およびエン
クロージャのプロパティを取得します。利用可能なメソッドを使用して、物理ディスクと仮想ディスクの異
なる属性を設定することができます。
RAID コントローラの表示
DCIM_ControllerView クラスで列挙操作を実行して、システムに取付けられているすべての RAID
コントローラのインスタンスプロパティを表示します。
必要な RAID コントローラの正しいインスタンス ID を使って DCIM_ControllerView クラスで取得
操作を実行し、関連するプロパティを表示します。
スライスされた仮想ディスクの作成
スライスされた仮想ディスクを作成するには、次の手順を行います。
1. DCIM_RAIDService クラスで GetRAIDLevels() メソッドを使用し、システム内の RAID 構成を調べます。
2. DCIM_RAIDService クラスで GetAvailableDisks() メソッドを使用して収集した ID を元に、仮想ディスク
を作成する必要のある物理ディスクを選択します。
3. DCIM_RAIDService クラスで CheckVDValues() メソッドを使用して、必要な RAID レベルおよび物理デ
ィスクで利用可能なサイズ、および仮想ディスクのデフォルトパラメータをチェックします。
4. CreateVirtualDisk() メソッドを呼び出す前に、入力パラメータを構成してください。
5. CreateVirtualDisk() メソッドを呼び出します。
6. 選択したメソッドの出力パラメータ(戻りコード値)をチェックします。保留中の仮想ディスクのイン
スタンス ID は出力パラメータで、メソッドが正常に実行されると戻りコード値が返されます。例えば、
メソッドが正常に実行されると、コード 0 が返されます。
7. CreateTargetedConfigJob() メソッドを呼び出す前に、入力パラメータ(例えば TargetRebootType
ScheduledStartTimeUntilTimeなど)を構成し、コントローラの正しい FQDD(完全修飾デバイスディス
クリプタ)を使用します。
8. CreateTargetedConfigJob() メソッドを呼び出し、保留中の値を適用します。
9. ジョブ制御プロファイルメソッドを使用して、ジョブ ID 出力のステータスをクエリします。
10. DCIM_VirtualDiskView クラスを列挙して、作成された仮想ディスクを表示します。
RAID の設定
サーバー上でリモート操作を正しく実行するために、次の前提条件が満たされていることを確認してくださ
い。
Remote Services 使用前の共通前提条件
PERC コントローラ、およびローカルキー管理をサポートするファームウェア
SED ハードディスクドライブ
次のハードウェアリソースで RAID のセットアップと設定を行います。
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