Users Guide
7
ジョブの管理
Remote Services は次の機能によって Lifecycle Controller ジョブを管理します。
• ジョブの作成 — 設定を適用するために特定の種類のジョブを作成します。
• ジョブおよびジョブキューのスケジュール — DCIM_JobService クラスで SetupJobQueue() メソッ
ドを使用して、複数のジョブを 1 回のシステム再起動で実行します。 開始時刻を設定せずに
CreateTargetedConfigJob() メソッドを使用してジョブを作成した場合は、SetupJobQueue() メソッドを使
用してスケジュールおよび実行順序を設定します。 開始時刻を CreateTargetedConfigJob() メソッドで
設定した場合は、他のジョブと包括することはできず、ジョブは指定された時刻で実行されるように
セットアップされます。
• ジョブの削除 — DCIM_JobService クラスで DeleteJobQueue() メソッドを使用して、指定した既存の
ジョブを削除します。
• すべてのジョブの報告 — DCIM_LifecycleJob クラスを列挙してすべてのジョブを報告します。
• スケジュールされたジョブの報告 — JobStatus=Scheduled の選択フィルタと共で
DCIM_LifecycleJob クラスを列挙し、スケジュールされたジョブのすべてのレポートを生成しま
す。
ジョブコントロールの詳細については、「ジョブコントロールプロファイル」を参照してください。
ジョブタイプ
ジョブにはシステムによって作成されたジョブ(黙示的)とユーザーが作成したジョブ(明示的)の 2 種類
があります。
• システム作成ジョブは、特定のリモートサービスタスクを実行するときに作成されます。例えば、ハ
ードウェアインベントリのエクスポート、ライセンスのエクスポート、永続ストレージパーティショ
ンの作成などの Remote Services の機能はジョブを作成し、ジョブ ID を返します。ジョブステータス
のポーリングは、タスクの完了ステータスを特定します。
• CreateTargetedConfigJob、CreateRebootJob、および InstallFromURI などのユーザー作成ジョブは、RAID、
NIC、および BIOS などにユーザー設定を適用するために使用します。ユーザー作成ジョブは即時に実
行するか、または決められた時間に実行するようにスケジュールすることができます。
システム作成ジョブ ユーザー作成ジョブ
vFlash (初期化) RAID 設定
vFlash (パーティションの作成) BIOS 設定
vFlash (パーティションのフォーマット) NIC 設定
vFlash (パーティションの連結) iDRAC 設定
vFlash (パーティションの分離)
システム設定
vFlash (パーティションからのデータのエクスポー
ト)
(BIOS、NIC、RAID 等)のソフトウェアアップデート
vFlash (イメージを使用したパーティションの作成)
再起動
ライフサイクルログのエクスポート
ハードウェアインベントリのエクスポート
39