Users Guide
USC および USC-LCE の操作 77
基本設定の選択
RAID レベル ドロップダウンメニューから仮想ディスクの RAID タイプを選択し
ます。
•
RAID-0 -
データが物理ディスク間でストライプされます。
RAID 0
では冗長データは保持されません。
RAID-0
仮想ディスク内の物理
ディスクが故障した場合にデータを再構築する方法はありません。
RAID 0
では、読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上します
が、データの冗長性はありません。
•
RAID-1 -
データが物理ディスク間でミラーリング(複製)されま
す。物理ディスクが
1
台故障した場合、もう一方のミラーのデータ
を使用してデータを再構築できます。
RAID 1
では、読み取りパ
フォーマンスとデータの冗長性は優れていますが、書き込みパ
フォーマンスは普通です。
•
RAID-5 -
物理ディスク間でデータをストライプし、パリティ情報
を使用してデータの冗長性を維持します。物理ディスクが
1
台故障
した場合に、パリティ情報を使用してデータを再構築できます。
RAID 5
は、読み取りパフォーマンスとデータの冗長性が優れていま
すが、書き込みパフォーマンスは遅くなります。
•
RAID-6 -
物理ディスク間でデータをストライプし、
2
組のパリティ
情報を使用してデータの冗長性を強化します。物理ディスクが
1
台
または
2
台故障した場合に、パリティ情報を使用してデータを再構
築できます。
RAID 6
は、データの冗長性と読み取りパフォーマンス
が優れていますが、書き込みパフォーマンスは遅くなります。
•
RAID-10 -
物理ディスクのミラーリングとデータストライピングの
組み合わせです。物理ディスクが
1
台故障した場合には、ミラーリ
ングされたデータを使用してデータを再構築できます。
RAID 10
は、読み取りおよび書き込みパフォーマンスと、データの冗長性が
優れています。
•
RAID 50
-
単一アレイで複数の
RAID 5
セットを使用するデュアル
レベルアレイ
アレイ全体のデータを損失せずに、各
RAID 5
で
1
台
の物理ディスクが故障する可能性があります。
RAID 50
は書き込み
パフォーマンスは優れていますが、物理ディスクが故障して再構築
が行われるとパフォーマンスが低下し、データやプログラムへのア
クセスが遅くなり、アレイ上の転送速度が影響されます。