Users Guide
これにより保存されていたジョブがクリアされるとともに、Remote Services が再起動されます。
l コントローラは、仮想ディスクがない場合でもグローバルホットスペアの作成を許可しますが、これらはシステムの再起動後に削除されます。仮想ディスクなしでホットスペアを作成した場合、
SAS コントローラ上で復元操作が試行され、復元可能でない場合にはエラーが報告されます。サポートされていない RAID レベルが使用されている場合は、SAS コントローラ上での復元操作
が失敗することがあります。
l サーバープロファイルのインポート後は、現在インストールされているファームウェアのバージョンがロールバックバージョンとなります。
例1: 現在インストールされている BIOS ファームウェアのバージョンが 2.2 で、エクスポート時にバージョン 2.1 がインストールされていたとします。インポート後は、バージョン 2.1 がインス
トールされているバージョンとなり、2.2 がロールバックバージョンとなります。
例2: 現在インストールされている BIOS ファームウェアのバージョンが 2.1 で、エクスポート時にバージョン 2.1 がインストールされていたとします。インポート後は、バージョン 2.1 がインス
トールされているバージョンとなり、2.1 がロールバックバージョンとなります。
ワークフロー
1. バックアップイメージファイルの保存先が iDRAC vFlash カード またはネットワーク共有(CIFS または NFS)かに応じて、入力パラメータを構築します。
2. RestoreImage() メソッドを呼び出します。ジョブ id(例: JID_001291194119)が画面上に返されます。
3. ジョブの完了率のステータス取得するには、このジョブ id で必要な WS- Management コマンドを実行します。
参照例
表 5-2.手順番号および参照箇所
復元後のシナリオ
l 次の操作が実行されます。
a. システムの電源がオンの場合、オフになります。オペレーティングシステムが稼働している場合は、正常なシャットダウンが試行されます。稼働していない場合は、15 分後に強制シャッ
トダウンが実行されます。
b. システムが Lifecycle Controller のすべての内容を復元します。
c. システムの電源がオンになり、システムサービスが起動して、サポートされるデバイス(BIOS、ストレージコントローラ、およびアドイン NIC カード)のファームウェアを復元するためのタ
スクを実行します。
d. システムが再起動し、システムサービスが起動して、サポートされるデバイス(BIOS、ストレージコントローラ、およびアドイン NIC カード)のファームウェアの検証、設定の復元を行うた
めのタスクが実行されます。さらに、実行されたすべてのタスクの最終的な検証を行が行われます。
e. システム電源がオフになり、iDRAC の設定およびファームウェアの復元が行われます。完了後、 iDRAC がリセットされ、システム電源がオンになるまで最大 10 分かかります。
f. システム電源がオンになり、復元処理が完了します。復元処理の全エントリについては、iDRAC RAC ログまたは Lifecycle ログを確認してください。
l インポート後、USC-LCE GUI から Lifecycle ログをチェックするか、または WS-Management を使用して LC ログをネットワーク共有にエクスポートします。ログには、BIOS、ストレージ
コントローラ、LOM、およびアドイン NIC カード(サポートされる場合)の設定およびファームウェアアップデートに関するエントリが収められています。これらの各デバイスに対して複数の項目が
メモ: WS-Management を使ってジョブ id のクエリを行うほか、iDRAC RAC ログでもジョブステータスの進行状況をチェックします。ジョブステータスが 完了 と表示されたら、
Lifecycle ログですべてのバックアップエントリをチェックできます。ログを表示するには、DCIM_LCService クラスで ExportLifecycleLog() メソッドを使用してログをエクスポート
するか、Unified Server Configurator-Lifecycle Controller Enabled GUI でログを表示します。
メモ: エクスポートが失敗したときは、ジョブステータスが失敗としてマークされ、失敗が発生した理由を説明するメッセージが表示されます。エラーメッセージ ID および推奨アクションに
関する詳細は、support.dell.com/manuals で『Dell Lifecycle Controller Remote Services Error Messages and Troubleshooting List』を参照してください。
メモ: 次の表で参照されている項に含まれている例は、一般的な例のみです。
手順番号
Lifecycle Controller Web Services Interface Guide(Windows および Linux用)内の箇所
手順1
18.2 - サーバープロファイルのインポート
手順2
18.2.1 - iDRAC vFlash カードからのサーバープロファイルのインポート - RestoreImage()
18.2.2 - NFS 共有からのサーバープロファイルのインポート - RestoreImage()
18.2.3 - CIFS 共有からのサーバープロファイルのインポート - RestoreImage()
手順3
18.2.4 - インポートステータスの監視
プロファイル
DCIM-LCManagementProfile
MOF
DCIM_LCService.mof