Users Guide
サポートされているカードの詳細については、『Dell Lifecycle Controller USC/USC-LCE ユーザーズガイド』を参照してください。
WS-Management を使用した vFlash の存在の検証
システムに Dell ライセンスの vFlash カードが搭載されていることを確認するには、次の手順を実行してください。
1. WS-Management ベースのウェブサービス要求を処理できるアプリケーション、スクリプト、またはコマンドラインシェルを使用して、インスタンス ID が DCIM_LCEnumeration:CCR1 の
DCIM_LCEnumeration クラスのインスタンス取得要求を送信します。
2. vFlash が存在する場合、出力に次の属性値が表示されます。
l AttributeName = Licensed
l CurrentValue = Yes
3. システムに vFlash が存在しない場合や、Dell のライセンス許可がない vFlash である場合は、出力に次の属性値が表示されます。
l AttributeName = Licensed
l CurrentValue = No
WS-Management を使用した Part Firmware および Configuration Update の属性値の取得 / 設定
WS-Management を使用して現在の Part Firmware Update および Collect System Inventory On Restart プロパティの値を取得するため、DCIM_LCEnumeration. クラスのイン
スタンスを取得する列挙コマンド要求を送信できます。属性ごとに DCIM_LCEnumeration インスタンスオブジェクトが返されます。オブジェクトの AttributeName 文字列プロパティには、Part
Firmware Update のように、部品交換に関連するプロパティの名前が含まれています。CurrentValue プロパティには、プロパティの現在の設定が含まれています。特定の属性名と値について
は、「Dell Lifecycle Controller 管理プロファイル仕様」を参照してください。属性名と値には次のようなものがあります。
l AttributeName = Part Configuration Update
l PossibleValues = Disabled, Apply always, Apply only if firmware match
l AttributeName = Part Firmware Update
l PossibleValues = Disable, Allow version upgrade only, Match firmware of replaced part
部品交換に関連するプロパティの値の設定には、WS-Management ウェブサービスプロトコルを使用して、設定および適用の処置が要求されます。
設定処置は、DCIM_LCService クラスで SetAttribute() メソッドを呼び出して実行されます。SetAttribute() メソッドは、プロパティ名と値を入力パラメータとして受け入れます。表3-2 には、
部品ファームウェアと設定のアップデートの値がリストされています。
表 3-2.部品ファームウェアおよび設定のアップデート
適用処置は、DCIM_LCService クラスで CreateConfigJob() メソッドを呼び出して実行されます。CreateConfigJob() メソッドは、スケジュール開始時間(TIME_NOWも可)と、必要なフラグの
場合は再起動をパラメータとして受け入れます。ジョブ ID がパラメータとして返され、ジョブの完了ステータスを確認するために使用できます。
リモートファームウェアインベントリの使用
リモートファームウェアインベントリを使用すると、WS-Management クライアントで iDRAC から提供されるウェブサービスインタフェースを使用して、システムのファームウェアと埋め込みソフトウェ
アのインベントリを瞬時に取得できます。
ファームウェアインベントリ機能は、システムのデバイスにインストールされているファームウェア、および iDRAC6 Express カード Lifecycle Controller の BIOS/ ファームウェアのインベントリを
返します。また、iDRAC6 Express カードに現在インストールされている BIOS/ ファームウェアのバージョンと、リモートアップデートウェブサービスインタフェースを使用してインストールできるロール
バック(N および N-1 バージョン)のバージョンのインベントリも返します。
即時ファームウェアインベントリ
オプション
値
部品ファームウェアアップデート
Allow version upgrade only
CurrentValue の入力値が Allow version upgrade only の場合、新しい部品のファームウェアバージョンが元の部品より古い場合に、交換部品のファー
ムウェアアップデートが実行されます。
Match firmware of replaced
part
CurrentValueの入力値が Match firmware of replaced part の場合、新しい部品のファームウェアは元の部品のファームウェアバージョンにアップデート
されます。
Disable
入力値が Disable の場合、ファームウェアのアップグレード処置は実行されません。
部品設定のアップデート
Apply always
部品が交換されると、現在の設定が適用されます。
Apply only if firmware
match
現在の設定は、現在のファームウェアが交換した部品のファームウェアと一致する場合にのみ適用されます。
Disabled
部品が交換されても、現在の設定は適用されません。