Users Guide
l 展開および接続されたドライバは、ExposeDuration パラメーターで指定した時間が経過すると削除されます。メソッド呼び出しで時間を指定しなかった場合、OEMDRV USB デバイスはデ
フォルトの 18 時間後に削除されます。
l UEFI システムサービスを使用する前に、プロセス中に取り付けたネットワークベースの ISO イメージを、必ず取り外してください。
l 次のメソッドを使用して、ローカル OEMDRV デバイスまたはネットワーク ISO イメージを直接切り離すことができます。これらのメソッドは、以前に設定した公開期間のタイムアウトの前に使
用します。
¡ DCIM_OSDeploymentService クラスの DetachDrivers() メソッドは、UnpackAndAttach() メソッドの呼び出しによって以前に接続された OEMDRV デバイスを切り
離して削除します。
¡ DCIM_OSDeploymentService クラスの DetachISOImage() メソッドは、BootToNetworkISO() メソッド呼び出しによって以前に接続されたネットワーク共有ベース
ISO イメージを切り離して削除します。
¡ DisconnectNetworkISOImage() メソッドは、ホストサーバーから ConnectNetworkISOImage() メソッドで連結された仮想 USB CD-ROM デバイスを切り離します。
l 本書で説明する複数のメソッドは、出力パラメーターとしてジョブ ID を返します。ジョブは、要求された処置をすぐに実行できない場合に追跡管理する手段を提供します。基盤となる技術の制
約のため、標準的なウェブサービス要求の応答タイムアウトよりも時間がかかります。返されたジョブ ID は、後で WS-MAN Enumerate または Get 要求で使用して、ジョブオブジェクトのイ
ンスタンスを取得できます。ジョブオブジェクトのインスタンスには、ジョブの状態およびジョブが正常に完了したか問題が発生して失敗したかを確認できるジョブステータスのプロパティが含まれ
ています。ジョブの失敗が発生した場合には、ジョブインスタンスは失敗の本質に関する詳細情報を提供するエラーメッセージのプロパティも含まれています。他のプロパティにはその他のエラ
ー識別情報が含まれており、サポートされている言語へのエラーメッセージのローカライズや、エラーの詳しい説明や、推奨される対応処置の説明に使用できます。
l DCIM_OSDeploymentService クラスの GetHostMACInfo() メソッドは、 システム上のすべての LAN on Motherboard(LOM)レポートを表す物理ネットワークポート MAC ア
ドレスのアレイを返します。このメソッドには入力パラメーターが不要です。
l 本書で説明する DCIM_OSDeploymentService メソッドはすべて、メソッドが正常に実行されたか、エラーが発生したか、またはジョブが作成されたかを示すエラーコードを返します。ジ
ョブは、メソッド内で実行されるアクションがすぐに完了できなかった場合に作成されます。さらに、エラーが発生した場合、これらのメソッドはエラーメッセージ(英語)や他のエラー識別子を含む
出力パラメータを返します。これらは USC でサポートされている言語にエラーをローカライズするために使用できます。その他のエラー識別子は、Dell Message Registry XML ファイルの
インデックス作成と処理に使用できます。Dell Message Registry ファイルは、サポートされている 6 か国語で用意されています(1 言語に 1 ファイル)。翻訳されたエラーメッセージに加え
て、Message Registry ファイルには、Lifecycle Controller Remote Service ウェブサービスインタフェースから返される各エラーの詳しい説明と推奨される対応処置も含まれています。
Dell Message Registry XML ファイルのダウンロードは、delltechcenter.com/page/Lifecycle+Controller を参照してください。
オペレーティングシステム展開の使用事例
この項では、オペレーティングシステムをリモートで展開するための一般的なシナリオを示しています。
必要条件と依存関係
次に、オペレーティングシステムをリモートで展開するための必要条件と依存関係を示します。
l ネットワーク共有にオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステム ISO イメージをインストールする起動ディスクがあること。
l 新しいオペレーティングシステムで利用できるよう、最新のドライバパックがインストール済みであることを推奨。
l WS-Management ウェブサービス要求やメソッド呼び出しを送信できるプロビジョニングコンソール、アプリケーション、または適切なスクリプトを準備。
ワークフロー
リモートオペレーティングシステム展開の一般的ワークフローは、次のとおりです。
l プレオペレーティングシステム / オペレーティングシステムイメージをカスタム作成し、ネットワーク上で共有するか、必要なオペレーティングシステムメディア ISO イメージを作成します。
l サポートされているオペレーティングシステムの一覧とドライバーパックバージョン情報を入手します。
l オペレーティングシステム展開用のドライバを展開し接続して、オペレーティングシステムドライバをステージングします。これらのドライバは、オペレーティングシステム展開プロセス中にインスト
ールされます。
l リモートでカスタムのプレオペレーティングシステム / オペレーティングシステムイメージから起動して、オペレーティングシステムの展開プロセスを開始します。
l 分離コマンドを実行して、ISO メディアとドライバーデバイスを切り離します。
『Lifecycle Controller Web Services Interface Guide-Windows and Linux version』、ホワイトペーパー、Dell オペレーティングシステム展開プロファイルデータモデル仕様、クラス定義
(.mof)ファイル、サンプルコードおよびスクリプトを含む Lifecycle Controller リモートオペレーティングシステム展開機能の詳細に関しては、delltechcenter.com の Dell エンタープライズテク
ノロジセンターで Lifecycle Controller 分野を参照してください。
vFlash 上のオペレーティングシステムイメージのステージングと起動
この機能を使用すると、ターゲットシステムの vFlash SD カードに ISO イメージをダウンロードし、この ISO イメージからシステムを起動できます。
必要条件
この機能は、システムに Dell ライセンスの vFlash が存在する場合のみ使用できます。
WS-Management のメソッド