Users Guide
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USC および USC-LCE の機能
Dell Lifecycle Controller USC / USC-LCEバージョン 1.4 ユーザーズガイド
USC および USC-LCE で有効化される共通機能
USC-LCE 固有の機能
本章は、Unified Server Configurator(USC)および Unified Server Configurator-Lifecycle Controller Enabled(USC-LCE)の機能について簡単に説明します。
USC および USC-LCE で有効化される共通機能
オペレーティングシステムの展開
オペレーティングシステム展開 ウィザードは、現在のシステムにオペレーティングシステムをインストールするために使用します。
USC は、オペレーティングシステムのインストールに必要になローカルオペレーティングシステムドライバのリポジトリを提供しません。USC は、Dell Update Package(DUP)単独のアップデートを
サポートしていないため、ドライバパッケージにアクセスするには、次の手段のいずれかを使用してください。
l ftp.dell.com にあるカタログファイル、または全 DUP のある ローカル FTP へのパスを提供する。
l USB 大容量ストレージデバイスにあるカタログファイル、または全 DUP のある Dell Server Updates DVD へのパスを提供する。
USC-LCE は、インストールするオペレーティグシステムに応じて、オペレーティングシステムのインストールに必要なドライバ用ローカルリポジトリを提供します。オペレーティングシステム展開 ウィザ
ードは、これらのドライバを解凍して、ステージングディレクトリにコピーします。サポートされている Microsoft Windows オペレーティングシステムの場合、これらの解凍されたドライバは、オペレー
ティングシステムのインストール時にインストールされます。Red Hat Linux Enterprise Linux バージョン 4.8では、オペレーティングシステムのインストールが完了した後で、解凍されたドライバを
手動でインストールしてください。ただし、Red Hat Enterprise Linux バージョン 5.5、SUSE Linux Enterprise Server バージョン 10 SP3、SUSE Linux Enterprise Server バージョン
11 SP1 およびそれ以降のインストールに関しては、解凍されたドライバはオペレーティングシステムのインストール時にインストールされます。
USC-LCE には、工場出荷時にインストールされるドライバが組み込まれていますが、それより新しいドライバが使用可能な場合があります。オペレーティングシステムをインストールする前に プラット
フォームアップデート ウィザードを実行して、最新のドライバがあることを確認してください。
オペレーティングシステム展開 ウィザードは、オペレーティングシステムのインストール前に起動デバイスを検出します。起動デバイスとは、オペレーティングシステムをインストールできる物理ディス
ク、仮想ディスク、またはその他のストレージデバイスです。
システムに RAID コントローラが装備されている場合は、仮想ディスクを設定し、起動デバイスとして使用できます。
システムに RAID コントローラが装備されていない場合や、オプションのRAID を設定しない場合、オペレーティングシステム展開 ウィザードはデフォルトの場所(通常は BIOS ユーティリティで
Disk 0(ディスク 0) と識別されるディスク)にオペレーティングシステムをインストールします。
詳細については、以下の項を参照してください。
1. オペレーティングシステム展開ウィザードの起動
2. オペレーティングシステムドライバのソースロケーションの選択(USC のみ)
3. オペレーティングシステムの展開
4. オペレーティングシステムの選択
5. オペレーティングシステムメディアの挿入
6. システムの再起動
特定のオペレーティングシステムのインストールに関する詳細は、次の項を参照してください。
l RHEL 4.8 オペレーティングシステム用のドライバのインストール
l Windows 起動可能システムパーティションの C ドライブへの割り当て
l SAS7(H200)コントローラを使用した Red Hat Enterprise Linux 4.8 のシステムへのインストール
ハードウェアの診断
システムおよびシステムに接続しているハードウェアが正しく機能していることを確認するために、定期メンテナンスの一環として、ハードウェア診断 ユーティリティを使用して診断を実行することをお勧
めします。診断ユーティリティには接続ハードウェアの物理ビュー(論理ビューではない)があるため、オペレーティングシステムやその他のオンラインツールで検出できないハードウェアの問題を特定で
きます。ハードウェア診断ユーティリティは、メモリ、入出力装置、CPU、物理ディスク、その他の周辺装置の確認に使用できます。
詳細については、次の項を参照してください。
l ハードウェア診断の実行
l ハードウェア診断ユーティリティのアップデート