Users Guide
l メディアの種類 ドロップダウンメニューからディスクプールで使用するメディアの種類(ハードディスクドライブ(HDD) または ソリッドステートディスク(SSD)) を選択します。HDD で
は、データストレージに従来方式の回転磁気メディアが使用されているのに対し、SSD ではフラッシュメモリが実装されています。
l スパン長の選択 ドロップダウンメニューからスパン長を選択します。スパン長とは、各スパンに含まれる物理ディスクの数を指します。スパン長は RAID 10、RAID 50、および RAID 60 の
みに適用されます。スパン長の選択 ドロップダウンメニューは、RAID 10、RAID-50、または RAID 60 を選択した場合にのみアクティブになります。
l 画面の下部にあるチェックボックスを使用して物理ディスクを選択します。選択する物理ディスクは、RAID レベルとスパン長の要件を満たしている必要があります。すべての物理ディスクを選択
するには、すべて選択 をクリックします。
選択した後、次へ をクリックします。
詳細ウィザードのみ - 追加設定
キャッシュポリシーおよびストライプエレメントのサイズを指定するには、追加設定 画面を使用します。仮想ディスクにホットスペアを割り当てることもできます。
l ストライプエレメントのサイズ ドロップダウンメニューからストライプエレメントのサイズを選択します。ストライプエレメントのサイズは、ストライプされている各物理ディスク上のストライプが使
用するディスク容量です。ストライプエレメントのサイズ ドロップダウンメニューには、画面に最初に表示されたオプションより多くのオプションが含まれることがあります。すべてのオプションを
表示するには、上下の矢印を使用します。
l 読み取りポリシー ドロップダウンメニューから読み取りポリシーを選択します。
¡ 先読み - コントローラは、データの検索時に仮想ディスクのシーケンシャルセクタを読み取ります。データが論理ドライブのシーケンシャルセクタに書き込まれている場合は、先読みポ
リシーによってシステムのパフォーマンスが向上する可能性があります。
¡ 先読みなし - コントローラは先読みポリシーを使用しません。データがシーケンシャルセクターではなくランダムに書き込まれている場合は、先読みなしポリシーによってシステムのパ
フォーマンスが向上する可能性があります。
¡ 適応先読み - 最新の読み取り要求でディスクのシーケンシャルセクタにアクセスした場合にのみ、先読みポリシーが使用されます。最新の読み取り要求でディスクのランダムセクタに
アクセスした場合は、先読みなしポリシーが使用されます。
l 書き込 みポリシー ドロップダウンメニューから書き込みポリシーを選択します。
¡ ライトスルー - データがディスクに書き込まれた後で、コントローラから書き込み要求の完了信号が送信されます。書き込み完了ポリシーでは、データがディスクに書き込まれた後で
のみ使用可能と見なされるので、書き戻しポリシーより優れたデータセキュリティを提供します。
¡ ライトバック - データがキャッシュに入り、ディスクに書き込まれる前に、コントローラから書き込み要求の完了信号が送信されます。書き戻しポリシーでは、書き込みが高速に行われ
ますが、システムエラーによってデータがディスクに書き込まれなくなるので、データの安全性は劣ります。
¡ 強制ライトバック - コントローラが動作するバッテリーを保有しているかに関わらず、ライトキャッシュが有効になります。コントローラにバッテリがない場合は、停電時にデータが失わ
れる可能性があります。
l 仮想ディスクにホットスペアを割り当てるには、ホットスペアディスクを割り当てる チェックボックスをオンにします。ホットスペアとは、冗長仮想ディスクからデータを再構築するために使用で
きる未使用のバックアップ物理ディスクのことです。
l ホットスペアとして使用する物理ディスクを ホットスペアディスク ドロップダウンメニューから選択します。ホットスペアは、冗長 RAID レベルでのみ使用できます。ホットスペアには、物理ディ
スクのサイズ要件もあります。ホットスペアには、仮想ディスクに含まれる最小物理ディスク以上の容量が必要となります。RAID レベルと使用可能な物理ディスクがこれらの要件を満たいてい
ない場合は、ホットスペアディスク チェックボックスが無効になっています。
選択した後、次へ をクリックします。
詳細設定ウィザードのみ - 概要の確認
概要 画面に、選択したオプションに基づいて仮想ディスクの属性が表示されます。
表示されている属性を使用して仮想ディスクを作成するには、完了 をクリックします。
または
選択項目を確認または変更するために、前の画面に戻るには、戻る をクリックします。変更せずに、ウィザードを終了するには、キャンセル をクリックします。
詳細設定
詳細設定を変更する場合は、詳細設定を使用します。
1. 左メニューから ハードウェア構成 を選択します。
2. 右パネルで 詳細設定 をクリックします。
3. 設定するデバイスを選択します。
構成設定の変更に応じて、次のメッセージが表示される場合があります。One or more of the settings requires a reboot to be saved and activated. Do you want to reboot
now? (再起動しなければ保存と適用ができない設定が 1 つまたは複数あります。今すぐ再起動しますか?) いいえ を選択すると、設定をさらに変更するか、オペレーティングシステム導入
などの他のタスクを実行できます。 すべての変更内容は次回のシステム起動時に適用されます。
USC - LCE ハードウェア構成では、ヒューマンインタフェースインフラストラクチャ(HII)を介して、他のデバイスの設定も可能です。HII は、デバイス設定の表示と設定用の UEFI 標準仕様です。過去
に異なるプレブート設定ユーティリティを使用していた複数のデバイスに対しても、一つのユーティリティで設定できます。また、HII にはローカリゼーションも用意されています。つまり、BIOS の
<F2> セットアップのように、以前は英語表記のみであったユーティリティも、各国語にローカライズされたバージョンを使用できる場合があります。
注意: 終了 ボタンをクリックすると、保存しておく外部設定を除いて既存の仮想ディスクがすべて削除されます。 削除された仮想ディスクのデータはすべて消失します。