Users Guide
RAID 設定
システムに 1 つまたは複数のサポートされている PERC RAID コントローラ(PERC 6.1 以上のファームウェア)または SAS RAID コントローラが搭載されている場合は、RAID 設定 ウィザードを使
用して、仮想ディスクを起動デバイスとして設定できます。
RAID 設定 ウィザードを起動するには
1. 左ペインの ハードウェア構成 をクリックします。
2. 右ペインの 設定ウィザード をクリックします。
3. RAID 設定 をクリックして、ウィザードを起動します。
以下の手順で、RAID 設定 ウィザードの使用方法を順を追って説明します。
a. 「現在の設定の表示」
b. 「RAID コントローラの選択」
c. 「外部設定が検出されました」
d. 「簡易設定ウィザードまたは詳細設定ウィザードの選択」
e. 「基本設定の選択」
f. 「簡易設定ウィザードのみ - ホットスペアの割り当て」
g. 「簡易設定ウィザードのみ - 概要の確認」
h. 「詳細設定ウィザードのみ - 物理ディスクの選択」
i. 「詳細ウィザードのみ - 追加設定」
j. 「詳細設定ウィザードのみ - 概要の確認」
現在の設定の表示
現在の 設定を表示 画面に、システムに接続しているサポートされる RAID コントローラで既に設定されている仮想ディスクの属性が表示されます。2 つのオプションが用意されています。
l 変更を加えずに、既存の仮想ディスクを受け入れる。このオプションを選択する場合は、戻る をクリックします。オペレーティングシステムを既存の仮想ディスクにインストールする場合は、仮想
ディスクのサイズと RAID のレベルが適切であることを確認してください。
l 既存のすべての仮想ディスクを削除し、RAID 設定ウィザードを使用して、新しい起動デバイスとして使用する新しい仮想ディスクを1 つ作成します。このオプションを選択する場合は、次へ
をクリックしてください。
RAID コントローラの選択
RAID コントローラの選択 画面に、システムに接続している対応 RAID コントローラがすべて表示されます。仮想ディスクを作成する RAID コントローラを選択し、次へ をクリックします。
外部設定が検出されました
外部 設定が検出されました 画面は、選択した RAID コントローラに外部設定がある場合にのみ表示されます。
外部設定とは、システムに導入されていても、連結している RAID コントローラでまだ管理されていない RAID 設定が含まれた一連の物理ディスクです。別のシステムの RAID コントローラから現在の
システムの RAID コントローラに物理ディスクが移された場合に、外部設定が含まれている可能性があります。
外部設定を無視すると 外部設定をクリアする の 2 つのオプションから選択できます。
l 保持したいデータが外部設定に含まれている場合は、外部設定を無視する を選択します。このオプションを選択すると、外部設定が含まれているディスク領域を新しい仮想ディスクで使用
することはできません。
l 外部設定が含まれている物理ディスクデータをすべて削除するには、外部設定をクリアする を選択します。このオプションを選択すると、外部設定が含まれているディスク領域が解放され、新
しい仮想ディスクで使用できるようになります。
選択した後、次へ をクリックします。
簡易設定ウィザードまたは詳細設定ウィザードの選択
l 簡易設定ウィザードまたは 詳細設定 ウィザード を使用して仮想ディスクを作成します。
l 簡易設定ウィザード では、RAID レベルのみを選択できます。次に、簡易設定ウィザード は、選択した RAID レベルを実装するユーザー用の仮想ディスク設定を選択します。ホットスペア
を割り当てるオプションもあります。推奨設定を受け入れて簡単に仮想ディスクを作成するには、簡易設定ウィザード を選択します。コントローラによってはウィザード を使用できない場合があ
ります。
メモ: RAID 0 はデータの冗長性を提供しません。その他の RAID レベルでは、データの冗長性が提供されるため、ディスクが故障してもデータを再構築できる場合があります。
メモ: 利用できる物理ディスクが、SAS(シリアル接続 SCSI)および SATA(シリアル ATA)の両方のプロトコルを使用している場合は、詳細設定ウィザード の使用をお勧めします。