Users Guide
l NIC の選 択 - 次のモードオプションを使用して、NIC モードを表示または編集できます。
¡ 専用 - このオプションを選択すると、リモートアクセスに Dell リモートアクセスコントローラ(DRAC)上の専用ネットワークインタフェースを使用できます。DRAC インタフェースは、ホス
トオペレーティングシステムと共有されず、管理トラフィックを別の物理ネットワークにルーティングするため、アプリケーショントラフィックから分離できます。
¡ Shared with failover(フェールオーバーで共有) - このオプションは、ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有する場合に選択します。リモートアクセ
スデバイスのネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムに NIC チームを設定すると完全に機能します。リモートアクセスデバイスは、マザーボードの LOM1と
LOM2で LAN を介してデータを受信しますが、データの送信には LOM1のみを使用します。LOM 1 が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータ伝送のすべてを LOM 2
にフェールオーバーします。リモートアクセスデバイスは、データ伝送に LOM2を引き続き使用します。LOM2が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータ伝送のすべてを
再度LOM1にフェールオーバーします。
¡ フェールオーバーで共有 - LOM2(LOM2) - このオプションは、ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有する場合に選択します。リモートアクセスデバ
イスネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムが NIC チーミング用に設定されている場合に完全に機能します。リモートアクセスデバイスは、マザーボードの
LOM1と LOM2で LAN を介してデータを受信しますが、データの送信には LOM2のみを使用します。LOM 2 が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータ伝送のすべて
を LOM 1 にフェールオーバーします。リモートアクセスデバイスはデータ伝送に LOM1を引き続き使用します。LOM1が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータ伝送
のすべてを再度 LOM2にフェールオーバーします。片方の LOM が故障した後で復元した場合は、iDRAC ハードウェア構成 ウィザードを使用して NIC の選択を変更すると、手
動で元の LOM 設定に戻すことができます。
¡ フェールオーバーで共有(すべての LOM) - このオプションは、ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有する場合に選択します。リモートアクセスデバイ
スのネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムに NIC チームを設定すると、完全に機能します。リモートアクセスデバイスは、データの受信に NIC 1、NIC 2、NIC
3、NIC 4 を使用しますが、データの送信には NIC 1 のみを使用します。NIC 1 が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータを NIC 2 へ送信します。NIC 2 が故障した場
合、リモートアクセスデバイスはデータを NIC 3 へ送信します。NIC 3 が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータを NIC 4 へ送信します。NIC 4 が故障した場合、リモート
アクセス デバイスはすべての送受信を再び NIC 1 にフェールオーバーします。ただし、これは最初の NIC 1 の障害が修復されている場合に限ります。
詳細 LAN 設定
1. VLAN、VLAN ID、VLAN 優先度、オートネゴシエート、LAN スピード、LAN デュプレックスなどの追加の属性を設定します。
l VLAN - VLAN モードの処理とパラメータを有効または無効にします。VLAN を有効にした場合、一致する VLAN ID のトラフィックのみが許可されます。無効にした場合、VLAN ID
と VLAN 優先度は利用できなくなり、それらのパラメータに設定された値は無視されます。
l VLAN ID - VLAN ID の値を設定します。IEEE 801.1g 仕様で定義されているように、有効な値は 1 ~ 4094 の範囲です。
l VLAN 優先度 - VLAN ID の優先度の値を設定します。IEEE 801.11g 仕様で定義されているように、有効な値は 0 ~ 7 の範囲です。
l オートネゴシエート - オートネゴシエート機能をオンまたはオフにします。オートネゴシエートをオンにすると、最も近いルーターまたはハブと通信して、iDRAC が デュプレックスモー
ド とネットワーク速度 の値を自動設定するかどうかを判別します。オートネゴシエートをオフにすると、手動で デュプレックスモード および ネットワークスピード の値を設定する必
要があります。
l LAN スピード - ユーザーのネットワーク環境と一致するように、ネットワークスピードを 100MB または 10MB に設定します。オートネゴシエーション が オン の場合、このオプショ
ンは使用できません。
l LAN デュプレックス - ユーザーのネットワーク環境と一致するように、デュプレックスモードを 全二重 または 半二重 に設定します。オートネゴシエーション が オン の場合、この
オプションは使用できません。
2. 設定を保存し、LAN 設定 メニューに戻るには、OK をクリックします。
3. 「共通の IP 設定」 へ進むには、次へ をクリックします。
共通の IP 設定
iDRAC の名前の登録、DHCP からのドメイン名の設定、ドメイン名とホスト名の文字列の指定ができます。
l iDRAC 名の登録 - はい に設定した場合、iDRAC 名はドメインネームシステム(DNS)に登録されます。いいえ に設定した場合、登録は行われません。
l iDRAC 名 - DNS への登録時に使用する iDRAC 名を表示または編集できます。iDRAC 名 の文字列には、最大 63 個の印刷可能な ASCII 文字を使用できます。iDRAC 名の 登録
が いいえ に設定されている場合は、iDRAC 名 の文字列を編集できます。このフィールドの情報は、iDRAC ファームウェアのアップデート後に削除されます。
l DHCP からのドメイン名 - はい にした場合は、iDRAC が DHCP サーバーからドメイン名を取得します。いいえ に設定した場合は、手動でドメイン名を入力する必要があります。
l ドメイン名 - DHCP から取得されない場合は、使用する iDRAC ドメイン名の表示や編集ができます。DHCP からのドメイン名 を いいえ に設定している場合は、ドメイン名を指定できま
す。このフィールドの情報は、iDRAC ファームウェアのアップデート後に削除されます。
l ホスト名文字列 - iDRAC に関連付けられるホスト名の指定や編集ができます。このフィールドの情報は、iDRAC がデフォルトにリセットされた場合、または iDRAC ファームウェアがアップデ
ートされた場合に削除されます。ホスト名 の文字列には、最大 62 の印刷可能な ASCII 文字を使用できます。
「IPv4 設定」 へ進むには、次へ をクリックしてください。
IPv4 設定
IPv4 を有効または無効にし、RMCP+ 暗号化キー、IP アドレスソース、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、および DNS サーバーの値を設定します。
l IPv4 - iDRAC NIC IPv4 プロトコルサポートを有効または無効にします。IPv4 を無効にすると、残りの制御も無効になります。
l RMCP+ 暗号 化キー - 0 ~ 40 の16 進数の文字列(空白スペースは使用不可)で RMCP+ 暗号化キーを設定します。デフォルト設定は、すべてゼロ(0)です。
l IP アドレスソース - iDRAC NIC の DHCP サーバーからの IPv4 アドレスの取得を有効または無効にします。Ethernet IP アドレス、 サブネットマスク、および デフォルトゲートウ
メモ: このオプションは、システムに iDRAC6 Enterprise コントローラが搭載されている場合にのみ使用できます。
メモ: ファイルオーバーで共有 - すべての LOM オプションは iDRAC6Enterpriseコントローラでは使用できない場合があります。