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Unified Server Configurator と Lifecycle Controller が有効の Unified Server
Configurator
Dell™LifecycleControllerバージョン 1.3
USC/USC-LCE 1.3 の新機能
共通の機能
iDRAC6 Express カードのアップグレード方法
Unified Server Configurator - Lifecycle Controller Enabled 固有の機能
ローカル FTP サーバーの設定
ローカル USB デバイスの設定
Unified Server Configurator(USC)と、 Lifecycle Controller が有効の Unified Server Configurator(USC - LCE) は、組み込みフラッシュメモリーカード上に常駐し、システムのライフ
サイクル中、システムやストレージ管理のタスクを組み込み環境から可能にする組み込み設定ユーティリティです。USC と USC - LCE は、起動シーケンス時に起動でき、動作前システム環境で機能
できるという点で BIOS ユーティリティに似ています。 「表1-1」では、Dell システムシリーズ、リモートシステム管理デバイスのオプション、USC または USC-LCE、利用可能な機能などについて詳
しく説明します。
USC を使用すると、オペレーティングシステムのインストール用のドライバを Dell の FTP ウェブサイト ftp.dell.com からダウンロードするか、USBデバイスや『Dell Systems Management
Tools and Documentation』または 『Dell Server Updates DVD』などのローカルデバイスを使用してダウンロードできます。また、オペレーティングシステムを導入したり、ハードウェア診断を
実行してシステムや接続されているハードウェアを検証することもできます。システムによっては、Baseboard Management Controller(BMC)から iDRAC6 Express または iDRAC6
Enterprise カードにアップグレードでき、このハードウェアアップグレードでは USC から USC - LCE へのアップグレードも実行されます。アップグレード方法については、「iDRAC6 Express カード
のアップグレード方法」と、システムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。USC - LCE を使用すると、デルのサポートサイト support.dell.com で検索しなくても、システムアッ
プデートを即座に識別し、ダウンロードして適用できます。また、BIOS やシステムデバイス(NIC、RAID、iDRAC など)の設定、オペレーティングシステムの導入、システムおよび接続しているハー
ドウェアを検証するための診断なども実行できます。
USC/USC-LCE 1.3 の新機能
以下は USC/USC-LCE 1.3 の新機能です。
USC-LCE
l 部品交換のサポート
l iDRAC 設定ユーティリティからのプロビジョニングサーバーと自動検出の設定サポート
l vFlash の正常性状態と存在の報告
l BIOS 起動順序のサポート
l BIOS、iDRAC、USC のバージョン互換性チェック
USC と USC-LCE の以下のサポート
l シリーズ 7 コントローラ
l SED(自己暗号化ディスク)ドライブ
l サブディレクトリを指定できるオプション付きの Dell Repository Update Manager
l FTP 認証
共通の機能
この章では、USC と USC- LCE の両方に共通する機能について説明します。USC - LCE タスクに必要な追加の手順や情報も含まれています。
製品の起動
USC または USC - LCE を起動するには、システムの起動プロセス中、Dell のロゴが表示されてから 10 秒以内に <F10> キーを押して、システムのサービス を開始します。
システムが以下のような状態の場合は、<F10> キーを押しても、システムのサービス を開始できません。
l システムのサービスが無効です - iDRAC の初期化中にシステムの電源を入れるか再起動した場合は、システムの起動プロセス中に System Services disabled「システムのサー
ビスが無効です」と表示されます。これは、システムを AC 電源に差し込んでからすぐにシステムの電源をオンにした場合、または iDRAC のリセット後にすぐにシステムを再起動した場合に
発生します。この問題を回避するには、iDRAC のリセット後、数分待ってからシステムを再起動します。これにより、iDRAC が初期化が完了する時間を十分に確保できます。
まだ、System Services disabled「システムのサービスが無効です」 というメッセージが表示される場合は、製品を手動で無効にした可能性があります。USC または USC - LCE を有
効にする手順については、「USC または USC-LCE を無効にする」を参照してください。