Users Guide
WS-MAN を使用して現在の Part Firmware Update および Collect System Inventory On Restart プロパティの値を取得すには、DCIM_LCEnumeration. クラスのインスタンスを取
得する列挙コマンド要求を送信できます。各属性を表すインスタンスオブジェクトが返されます。オブジェクトの AttributeName 文字列プロパティには、Part Firmware Update のように、部品交
換に関連するプロパティの名前が含まれています。CurrentValue プロパティには、プロパティの現在の設定が含まれています。特定の属性名と値については、「Dell Lifecycle Controller 管理プ
ロファイル仕様」を参照してください。
部品交換に関連する値を設定するには、WS-MAN ウェブサービスプロトコルを使用して処置の設定と適用の処置を要求します。
設定処置は、DCIM_LCService クラスで SetAttribute() メソッドを呼び出して実行されます。SetAttribute() メソッドは、プロパティ名と値を入力パラメータとして受け入れます。Part
Firmware Update に可能な値は次のとおりです。
l Allow version upgrade only(バージョンアップグレードのみを許可する) - CurrentValue の入力値が 「Allow version upgrade only(バージョンアップグレードのみを
許可する)」の場合、新しい部品のファームウェアバージョンが元の部品より古い場合に、交換部品のファームウェアアップデートが実行されます。
l Match firmware of replaced part(交換部品のファームウェアと一致させる) - CurrentValueの入力値が「Match firmware of replaced part(交換部品のファームウェ
アと一致させる)」の場合、新しい部品のファームウェアは元の部品のファームウェアバージョンにアップデートされます。
l Disable(無効) - CurrentValue の入力値が「Disable(無効)」の場合、ファームウェアのアップグレード処置は実行されません。
適用処置は、DCIM_LCService クラスで CreateConfigJob() メソッドを呼び出して実行されます。CreateConfigJob() メソッドは、スケジュール開始時間(TIME_NOW も可)と、必要なフラグ
の場合は再起動をパラメータとして受け入れます。ジョブ ID がパラメータとして返され、ジョブの完了ステータスを確認するために使用できます。
ジョブの完了ステータスを完了するには、DCIM_LifecycleJob クラスのインスタンスを列挙し、CreateConfigJob() メソッドによって返される InstanceID = ジョブ ID のインスタンスを確認しま
す。ジョブインスタンスの JobStatus プロパティは、部品交換プロパティが設定されると、ジョブが完了したかどうかを示します。
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