Users Guide
スケジュール再起動の動作設定
DCIM_SoftwareInstallationService.CreateRebootJob() メソッドは、次のいずれかの再起動タイプを入力パラメータにし、出力パラメータとして再起動ジョブ ID を返します。再起動ジョブ ID
は DCIM_JobService.SetupJobQueue() メソッドの JobArray パラメータの最初のジョブ ID として、他のアップデートジョブ ID と共に使用されます。
l 再起動 1 - パワーサイクル - システムの電源をオフにし、再びオンにする iDRAC パワーサイクルを実行します。これは正常な再起動ではありません。システムで実行しているオペレーティ
ングシステムにシャットダウン要求を送信することなく、システムの電源がオフになります。システムが オフ の状態でも、A/C 電源にまだ接続している場合は、再起動 1 のみがシステムの電源
をオンにします。
l 再起動 2 - シャットダウンを強制しない正常な再起動 - iDRAC 正常シャットダウンコマンドを実行し、パワーサイクルの待機時間内にシステムの電源がオフになった場合、システムに再
び電源が投入され、再起動ジョブが「Reboot Completed(再起動完了)」とマークされます。パワーサイクルの待機時間内にシステムの電源がオフにならなかった場合、再起動ジョブは失
敗とマークされます。
l 再起動 3 - 強制シャットダウンせずに正常な再起動 - iDRAC 正常シャットダウンコマンドを実行し、パワーサイクルの待機時間内にシステムの電源がオフになった場合、システムに再び電源
が投入され、再起動ジョブが「Reboot Completed(再起動完了)」としてマークされます。システムがパワーサイクルの待機時間内に電源がオフにならなかった場合、システムに対してパ
ワーサイクルが実行されます。
リモートオペレーティングシステム導入
リモートオペレーティングシステム導入機能は、WS-MAN ウェブサービスプロトコルと CIFS および NFS ネットワークファイル共有プロトコルを使用して、リモートからオペレーティングシステムを導入
できるようにします。
リモートオペレーティングシステム導入の主な機能
リモートオペレーティングシステム導入の主な機能は、次のとおりです。
l USB デバイスとしての組み込みドライバの ローカル公開をリモートでアクティブにする
l 選択したオペレーティングシステムごとの組み込みドライバをリモートで取得する
l ネットワーク共有に存在する ISO イメージから起動する
l 起動用 ISO イメージを vFlash にダウンロードする
リモートオペレーティングシステム導入インターフェイス
Dell オペレーティングシステム 導入ウェブサービスインタフェースは、iDRAC サービス プロセッサで提供されるオペレーティングシステム導入機能を操作して、オペレーティングシステム導入アクティビ
ティをサポートする機能を提供します。詳細なインタフェース仕様およびクラス定義(.mof)ファイルは、www.delltechcenter.com の Dell エンタープライズ技術センターで Lifecycle
Controller 領域を参照してください。ウェブサービスプロトコル WS-MAN を使用する CIM および Dell 拡張クラスを使用して、Dell OS 導入機能は以下の機能を提供します。
l 次の組み込みドライバパック(プラットフォームでサポートされているすべてのオペレーティングシステム用にサポートされているすべてのドライバのパッケージ)バージョンを取得します。
リモート管理コンソール、アプリケーション、スクリプト要求ドライバパックバージョン、および iDRAC から WS-MAN まで、 サポートされているオペレーティングシステムのリスト
DCIM_OSDeploymentService クラスの GetDriverPackInfo() メソッドは、組み込みドライバパックバージョンと、ドライバーパックでサポートされているオペレーティングシステムの
リストを返します。
l どのオペレーティングシステムにドライバが必要かを判断した後、WS-MAN から次のいずれかの方法を呼び出して、該当するドライバを解凍し、ローカルで公開するかリモートで取得します。
¡ DCIM_OSDeploymentService クラスの UnpackAndAttach() メソッドは、要求されたオペレーティングシステムのドライバを解凍し、OEMDRV のラベルの付いた内部
USB デバイスに入れます。OEMDRV は、システムにローカル接続している USB デバイスとして表示されます。このメソッドは、オペレーティングシステム名と公開期間を入力パラメー
タとして受け入れ、後で展開や接続アクティビティの状態を確認できるジョブ ID を返します。
¡ DCIM_OSDeploymentService クラスの UnpackAndShare() メソッドは、要求されたオペレーティングシステム用のドライバを解凍し、ネットワーク共有にコピーします。こ
のメソッドは、オペレーティングシステム名と公開期間を入力パラメータとして受け入れ、後で展開や接続アクティビティの状態を確認できるジョブ ID を返します。ネットワーク共有情報に
は、共有の IP アドレス、共有名、共有タイプ、および安全な共有のためのユーザー名、パスワード、およびワークグループデータが含まれます。
重要
l 展開され接続されたドライバは、ExposeDuration パラメーターで指定した時間が経過すると削除されます。メソッドの呼び出しで時間が指定されていない場合、OEMDRV USB デバイスは
デフォルトの 18 時間後に削除されます。
l システムサービスを使用する前に、このプロセスで接続された ISO イメージが切り離されることを確認します。
l リモート有効コマンドを使用して Red Hat Linux 5.3 をインストールする場合、OEM ドライブ(ドライバソース用)が接続していると、インストールに失敗します。失敗を回避するには、リモート
有効コマンドを使用して Red Hat Enterprise Linux 5.3 をインストールする場合に、OEM ドライブを接続しないでください。
次のメソッドは、ネットワーク共有の ISO イメージからシステムを起動するとき、または PXE 起動メカニズムを開始するときに使用できます。
l DCIM_OSDeploymentService クラスの BootToNetworkISO() メソッドは、CIFS または NFS ネットワーク共有で利用可能になった ISO イメージを使用してシステムを起動しま
す。このメソッドは、 ISO イメージ名、ネットワーク共有情報、および公開期間を入力パラメータとして使用し、後で展開および接続アクティビティの状態を確認できるジョブ ID を返します。ネット
ワーク共有情報には、共有の IP アドレス、共有名、共有タイプ、および安全に共有できるようにユーザー名、パスワード、ワークグループのデータが含まれます。セキュリティ強化のため、よく知
られたハッシュアルゴリズムを使用してハッシュ値を計算でき、この値と使用したハッシュタイプを入力パラメーターとして提供できます。
l DCIM_OSDeploymentService クラスの BootToPXE() メソッドは、システムの起動前実行環境 (PXE) の起動を開始します。このメソッドには入力パラメーターが不要です。
重要