Users Guide
2. iDRAC6 設定ユーティリティページが表示されます。
3. LAN ユーザー設定 にナビゲートします。
4. プロビジョニングサーバー を選択します。
5. プロビジョニングサーバーホストの IP アドレス/ホスト名を入力します。
6. Enter キーを押します。
7. iDRAC6 設定ユーティリティを保存して終了します。
新しい環境でのリモートからの自動検出の再開
この機能を使用すると、既に自動検出が実行された場合でも、WS-MAN から自動検出を再開できます。この機能は、データセンター間でサーバーを移設する必要がある場合に使用できます。自動検
出の設定は、既存のユーザー資格情報を使用して維持されます。
新しいデータセンターでサーバーに電源が投入されると、設定に基づいて自動検出が実行され、新しいデータセンターに新しいユーザー資格情報がダウンロードされます。このインタフェースは、WS-
MAN を使用する場合にのみサポートされています。また、WS-MAN 要求は iDRAC システム管理者のユーザー名とパスワードの資格情報か、サーバーコマンドの実行権限のある iDRAC ユーザー
の資格情報を必要とします。
自動検出の再開をサポートする WS-MAN インタフェースには、以下のオプションが含まれます。
l 自動検出オプション付きで注文したサーバーと同じ工場出荷時の設定に iDRAC がリセットされるかどうか。true の値のみが許可されています。これは必須の入力です。
l 自動検出が即座に実行されるか、次回の iDRAC パワーサイクル時に実行されるか。これは必須の入力です。
l プロビジョニングサーバーの IP アドレス / ホスト名。これはオプションです。
指定するオプションにかかわらず、次回の自動検出サイクルの一環として、以下の処理が実行されます。
l NIC を有効にする(モジュラーサーバー)
l IPv4 を有効にする
l DHCP 有効
l すべてのシステム管理者アカウントを無効にする
l Active Directory を無効にする
l DHCP から DNS サーバーのアドレスを取得する
l DHCP からドメイン名を取得する
再開インタフェースと関連インタフェースは、www.delltechcenter.com/page/DCIM+Extensions+Library で入手できる Dell Lifecyle Controller 管理プロファイルで指定されます。
関連クラスとメソッドの定義の管理オブジェクトフォーマット(MOF)ファイルは、Dell TechCenter の DCIM 拡張ライブラリエリアからも入手できます。次のインタフェースがあります。
ReinitiateDHS(ProvisioningServer、 ResetToFactoryDefaults、PerformAutoDiscovery)
l ProvisioningServer:プロビジョニングサーバー情報を指定するためのオプションのパラメータです。これは IP アドレスかホスト名です。
l ResetToFactoryDefaults:次回の自動検出サイクルの前に現在の設定データを削除する必要があるかどうかを指定する必須パラメータ(TRUE または FALSE)です。TRUE の値のみ
が許可されています。FALSE を指定すると、パラメータ値がサポートされていないことを示すエラーメッセージが表示されます。TRUE に設定すると、iDRAC はデフォルト値にリセットされ、
iDRAC で自動検出が有効に設定されます。自動検出のプロビジョニングプロセスが完了し、iDRAC が新しい資格情報を取得するまで、iDRAC を使用できません。
l PerformAutoDiscovery: 次の自動検出サイクルをいつ実行するか(即時または次回起動時)を指定するために必要なパラメータです。自動検出サイクルを直ちに実行する場合は Now
(今すぐ) を選択し、次回のシステムの起動時に実行する場合は Next(次回) を選択します。
SetAttribute(ProvisioningServer)
l ProvisioningServer:プロビジョニングサーバーの IP アドレス / ホスト名を指定するパラメータです。
l ClearProvisioningServer():プロビジョニングサーバーのプロパティをクリアするためのメソッドです。必須の入力パラメータはありません。
カスタム証明書の使用
iDRAC6 にカスタム定義の証明書を転送し、システムのサービスタグに基づく固有の証明書を作成してセキュリティを強化できるようになりました。Dell が用意するカスタム工場出荷時インストール
(CFI)を使用して、工場出荷時に任意の証明書をシステムにあらかじめ設定することもできます。
WS-MAN を使用したカスタムクライアント証明書の作成
DCIM_LCService クラスの DownloadClientCerts() メソッドを呼び出して、カスタム署名された自動検出クライアントの暗号化証明書を生成できます。このメソッドは、認証局によって生成された
キー証明書と関連ハッシュとパスワードのパラメータを入力値として受け付けます。提供されるキー証明書は、証明書名(CN)のシステムサービスタグを含む証明書を署名するために使用されます。こ
のメソッドは、自動検出クライアントの秘密証明書のダウンロード、生成、およびインストールを確認できるジョブ ID を返します。WinRM と WSMANCLI を使用してコマンドラインを呼び出す例は、
『Lifecycle Controller 1.3 ウェブサービスインタフェースガイド』を参照してください。