Users Guide
3. RAID 設定 をクリックして、ウィザードを立ち上げます。
以下のステップでは、RAID 設定ウィザードの使用方法を順を追って説明します。
a. 「現在の設定の表示」
b. 「RAID コントローラの選択」
c. 「外部設定が検出されました」
d. 「簡易設定ウィザードまたは詳細設定ウィザードの選択」
e. 「基本設定の選択」
f. 「簡易設定ウィザードのみ - ホットスペアの割り当て」
g. 「簡易設定ウィザードのみ - サマリの確認」
h. 「詳細設定ウィザードのみ - 物理ディスクの選択」
i. 「詳細ウィザードのみ - 追加設定」
j. 「詳細設定ウィザードのみ - 概要の確認」
現在の設定の表示
現在の設定を表示 画面に、システムに接続しているサポートされる RAID コントローラで既に設定されている仮想ディスクの属性が表示されます。2 つのオプションが用意されていま
す。
l 変更を加えることなく、既存の仮想ディスクを受け入れる。このオプションを選択する場合は、戻る をクリックします。
l 既存のすべての仮想ディスクを削除し、RAID 設定ウィザードを使用して、新しい起動デバイスとして使用する単一の新しい仮想ディスクを作成します。このオプションを選択す
る場合は、次へ をクリックします。
RAID コントローラの選択
RAID コントローラの選択 画面に、システムに接続しているすべてのサポートされる RAID コントローラが表示されます。仮想ディスクを作成したい RAID コントローラを選択し、次へ
をクリックします。
外部設定が検出されました
外部設定が検出されました 画面は、選択した RAID コントローラに外部設定がある場合にのみ表示されます。
外部設定とは、システムに導入されていても、連結している RAID コントローラでまだ管理されていない RAID 設定が含まれた一連の物理ディスクです。別のシステムの RAID コントロ
ーラから現在のシステムの RAID コントローラに物理ディスクが移された場合に、外部設定が含まれている可能性があります。
Ignore Foreign Configuration(外部設定を無視する) および Clear Foreign Configuration(外部設定をクリアする) の 2 つのオプションから選択できます。
l 外部設定に、保存したいデータが含まれる場合は、Ignore Foreign Configuration(外部設定を無視する) を選択します。このオプションを選択すると、外部設定が保
存されているディスク領域を新しい仮想ディスクで使用することはできません。
l 外部設定を含む物理ディスク上のすべてのデータを削除するには、Clear Foreign Configuration(外部設定をクリアする) を選択します。このオプションを選択すると、
外部設定が含まれているディスク空間が解放され、新しい仮想ディスクで使用できるようになります。
選択した後、次へ をクリックします。
簡易設定ウィザードまたは詳細設定ウィザードの選択
l 簡易設定ウィザードまたは 詳細設定 ウィザード を使用して仮想ディスクを作成します。
l 簡易設定ウィザード では、RAID レベルのみを選択できます。次に、簡易設定ウィザードは、選択した RAID レベルを実装するユーザー用の仮想ディスク設定を選択しま
す。ホットスペアを割り当てるオプションも用意されます。推奨設定を受け入れて簡単に仮想ディスクを作成するには、簡易設定ウィザード を選択します。
l 詳細設定ウィザード では、仮想ディスクのディスクプールの作成時に、どのプロトコルを使用するか指定できます。ディスクプールとは、1 台または複数台の仮想ディスクを作
成できる RAID コントローラに接続しているディスクの論理グループです。RAID レベルの選択に加え、詳細設定ウィザードでは、物理ディスクの選択、スパンの設定、キャッシ
ュポリシー、その他の仮想ディスク属性の設定など、さらなる柔軟性を提供します。すべての仮想ディスク設定を指定する場合は、詳細設定ウィザード を選択します。
メモ: オペレーティングシステムを既存の仮想ディスクにインストールする場合は、仮想ディスクのサイズと RAID のレベルが適切であることを確認してください。
メモ: RAID 0 はデータの冗長性を提供しません。その他の RAID レベルでは、データの冗長性が提供されるため、ディスクが故障してもデータを再構築できる場合が
あります。
メモ: コントローラによっては 簡易設定ウィザード を使用できない場合があります。
メモ: 利用できる物理ディスクが、SAS(Serial Attached SCSI)および SATA(Serial ATA)の両方のプロトコルを使用している場合、デルは詳細設定ウィザードを
使用することを推奨します。
メモ: 詳細設定ウィザードを使用する場合は、RAID とハードウェア構成の知識が必要です。